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冬眠報告、2021年のごあいさつ。雑誌に掲載されました。俳優特集「私の原点」

平素より大変お世話になっております。
平泳ぎ本店 主宰の松本一歩です。

ご挨拶が遅くなりまして申し訳ございません。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、1月9日発売の雑誌・演劇ぶっく
2021年2月号
俳優特集 「私の原点」にて、弊本店の3名(鈴木大倫・松本一歩・丸山雄也)についてインタビュー記事を掲載して頂きました。

そもそも別の道を歩んでいた人たちがなんで演劇を志すようになったのか、その原点について語るインタビューとなっています。

決して予断を許さない大変な時期ではありますが、書店や注文にてお手にとってご覧いただけましたら幸いです。

林遣都さんの表紙が目印です。(林遣都さんは平泳ぎ本店のメンツとほぼ同年代ですが、雲の上の方ですね。)

またこのインタビューは平泳ぎ本店にとっての”ゆりかご”こと常盤ライブラリで行われました。
ほとんど全ての作品の打ち合わせをしてきたこの場所で、今回のインタビューを受けられたことをとても嬉しく思います。重ねて御礼申し上げます。

えんぶ(旧・演劇ぶっく)という雑誌は私の学生の頃から大好きな俳優さんや団体が掲載されることも多く、まさに憧れの雑誌でありました。

昨年の8月にストレンジシード静岡というイベントへ向けて製作、期間限定で公開した『夜を抜けて』という映像作品がきっかけとなって、今回のインタビューへと繋がりました。

しかしながら昨今の情勢はとにもかくにも厳しく、とても演劇がどうこうと言っていられるような余裕も、ちかごろではなくなって参りました。

日々仕事をするにつけ、すぐ隣の人にも余裕がなくなってきているのを肌で感じます。

平泳ぎ本店としては、こうした状況下で無理を押して公演を行うということは考えておりません。

公演はもちろん、その過程での稽古やそのための移動など、多くのリスクを取ることで本人はもちろんその家族や周りの人、そして何より観に来てくださるみなさまを無闇に危険に晒すことはできないと考えているからです。

今この状況下で、まずそれぞれの生活を守り、健康を守り、きちんと生きのびることに集中しようということを繰り返し繰り返し話し合っています。

平泳ぎ本店に関わるメンバーもそれぞれ状況の変化はありつつも、なんとか元気に過ごしています。

また、この状況下で生まれた時間や機会を生かしながらそれぞれに研鑽を積み、またいつか演劇を行えるようになる日を見据え、学びを深めています。

2021年も、現時点で本公演の予定はありません。

しかしながら感染症対策に十分留意し安全を確保し、実現可能な手段を組み合わせることで、演劇の公演ではなくとも何かしら、自分たちなりに面白いと思えるものを、映像なのか、あるいは文章なのか、発表したいと考えています。

おもしろいものをつくっていたいという気持ちは止まりません。

その時にはぜひ、もし余裕がおありでしたら、覗いてみてください。

今はまだまだ力が足りませんが、この暗く寒い冬を過ごしたことを糧として、近い将来かならずえんぶの表紙を全員で飾ります。

そう信じて、この時期を過ごしていきたいと思います。

これからも平泳ぎ本店にご期待ください。

予断を許さない状況が続き、多くのストレスを抱える大変な日々が続くことと思います。

くれぐれも皆様もお体には気をつけて、ご自身や周りの方の健康を守りながらこの日々を無事にやり過ごせますよう、心から祈っています。

私も、平泳ぎ本店一同も、この世界で他の人にやさしくあり続けられるよう頑張ります。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

Audi-toriumを開催します。

平素よりお世話になっております。

平泳ぎ本店のことを気に掛けて頂きましてありがとうございます。

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.主宰の松本一歩です。

このたびBITEという演劇雑誌の編集長である園田喬しさんという方のお力をお借りして、Audi-torium(オーディトリウム)という演劇のイベントを主催することになりました。
(『演劇ぶっく』での平泳ぎ本店のインタビューを担当してくださった方です。)

Hiraoyogi Co. x BITE presents
Audi-torium vol.1
きれいに晴れわたった、しんとした朝
2021年 12月19日(日)
一日二部(朝・夜)入れ替え制
in the house (西早稲田)

今回こうしたイベントを主催することになった経緯と近況報告を、なるべくかいつまんで書いておこうと思います。

昨年のコロナ禍以来、なにしろ安全第一を旨とする平泳ぎ本店ではこれまでのような団体としての劇場での公演や稽古場での創作活動をいったん中止し、状況の見通しがつくまで冷温保存ともいうべき休止状態となっていました。

その間、期を前後して、これまで平泳ぎ本店で活躍してくれていた二人の俳優が演劇活動から離れなければならなくなりました。

ひとり(宍倉直門)は就職し、ひとり(ニノ戸新太)は故郷の畑を耕すために地元へと戻りました。
(※ニノ戸は表現活動は継続して行っているとのことです。)

そんななか、今年(2021年)の春先に、このコロナ禍の影響を受けてとりわけ若い世代の人たちが劇場へ足を運ぶことが出来ず、創作をすることも出来ずに大きな影響を受けているという声を見かけました。

私自身、劇場でたくさんの演劇作品を観られたことがもとで今このように演劇活動ができているという自覚があり、若いうちに劇場へ足を運ぶ機会が減ってしまうのはとても辛いだろうと思いました。

自分なりにいろいろと考えてみて、そんな若い人たちへ向けて、たくさんの演劇団体をまとめて観て貰えるようなショーケースのようなイベントが企画できないかと考え、BITE編集長の園田さんへとお声がけをさせて頂きました。

BITEという演劇雑誌には、私自身が劇場で観たり、名前を聞いたり憧れたりしたことがあるような小劇場のアーティストの方たちのことが目いっぱい詰まっていました。

そんな雑誌を編んでいらした園田さんに全体のプログラムディレクターをお願いすることで、たとえば雑誌をひらくように、いろんなアーティスト、批評家や研究者が一堂に会する刺激的な時間になったらいいなと思って今回このイベントを企画しました。

今回、平泳ぎ本店としてこのイベントを運営します。

先にも書いた通り、俳優が少なくなってしまったことや、あるいはコロナ禍での創作ということに関しての距離感もまた人それぞれであったり、ひとりひとりの外部での出演予定が重なったという事情もあり平泳ぎ本店としての創作は叶いませんが、いかにパフォーマティブにこうした場を運営できるか、ということを考えたいと思っています。

少なからずコロナ禍の影響を受け、まだ団体としては6年そこそこ(since2015)ですが、これまでずっといっしょにやってきた俳優が演劇から離れていってしまうことの寂しさと悲しさを初めて感じました。

この非常事態にあって、文化芸術をとりまく様々な制度や環境が整っていないことが明らかになり、たくさんの人たちの辛い声も日々聞こえます。

それでもまだなんとか幸いにも演劇を続けることができるのならば、せめてすこしでも楽しいことを考えていたい、というのが正直な心情です。

これでもずいぶん長くなってしまったので、あいだを二個、三個飛ばして申し上げるとすれば、平泳ぎ本店は5年以内に野外で演劇の公演を行わなければなりません。

イントレを何本も立てて、今まだ誰も想像していないような場所で、野外で、演劇の公演を行わなければなりません。

そうしてまた、平泳ぎ「本店」というくらいですから、実店舗も構えなければなりません。

ライブハウスのような、演劇のための場所です。

シアトルのCROCODILE CAFEのようなカフェ&バーとライブハウスが一体となり、いいバンドがライブをしていればカフェのお客さんも追加のフィーを支払ってライブハウスへと進む。そんなイメージです。

毎夜よくわからない人達がうごうごしていて、そして日々いい演劇が上演され、うまいクラフトビールもタップで出す。

きちんと地下には稽古場も並置し、かつて六本木の地下のオンシアター自由劇場で串田和美さんと吉田日出子さんがそうしたように、俳優たちが一生懸命稽古をする。

状況は厳しく、決して予断を許すものではありませんが、粘って5年後10年後に繋げられるよう、一生懸命このAudi-toriumという場を運営したいと思っています。

よろしくお願いいたします。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

【出演情報】 『唐版 風の又三郎』劇団唐ゼミ☆

平素より大変お世話になっております。平泳ぎ本店 主宰の松本です。

このたびいつもお世話になっている劇団唐ゼミ☆さんの公演へ、弊本店より小川・松本・丸山の三名が参加することになりました。

【『唐版 風の又三郎』あらすじ】
宇都宮のホステスであるエリカは、客である航空自衛官:高田三郎に恋するが、
高田は隊の戦闘機を乗り逃げし、海の藻屑と消える。
どうしても高田を思いきれぬエリカは、彼の死の謎を追って
元の上司たちが転職している代々木のテイタン(帝國探偵社)に辿り着く。
そこが女人禁制ゆえに、男装して探偵たちに迫るエリカだったが、
名前を訊かれ、とっさに「風の又三郎」を名乗ってしまう。

一方、精神病院を脱走した熱烈な宮沢賢治読者の青年:織部は、男装のエリカを見かけ、
思わず「風の又三郎さんではありませんか?」と問いかける。
偶然一致した呼び名をきっかけに協力するようになった二人は、
帝國探偵社の奥で、棺に眠る高田三郎に辿り着くが・・・。

上記登場人物のうち、高田三郎を小川哲也が、織部を丸山雄也が勤めます。

劇団唐ゼミ☆ 第30回特別公演 延長戦!
唐十郎の最高傑作! 今度は浅草で飛ぶ!!!
『唐版 風の又三郎』
作=唐十郎  演出=中野敦之

【公演日程/場所】
2021年
10月12日(火)〜17日(日)
開演15:30(開場15:10)
場所:浅草花やしき裏 特設テント劇場

予約方法、公演詳細はこちらの唐ゼミ☆さんページよりご確認ください。

小川哲也コメント
こういう状況になって、自分はなぜ今演劇をやるのかということを常々考えます。はっきりとは答えは出ません。
ただ、稽古場に行き、考え、また稽古場に行き、また考える、そういう生活を改めてしていると、ああ生きているな、としみじみ思います。それが出来ることがありがたい事なんだな、と。自分の悦びのために芝居をしているのかもしれません。
こんな身勝手をしているんだから、せめて観に来てくれる方に、応援してくれる方に、良い時間を過ごしていただけるよう精一杯を尽くします。テントでお待ちしています。

丸山雄也コメント
劇団唐ゼミ⭐︎『唐版 風の又三郎』に
参加することとなりました。宮沢賢治をこよなく愛する織部という役です。
僕はもともと自分の言葉を用いて、特にTwitterやFacebookなどSNS上で表現をすることが苦手です。今年に入ってからはそれに拍車がかかり殆ど更新をしなくなりました。
苦手に加えて、この時世・今、生きていながら自分が語る言葉がみつからない、自身の言葉を外に向ける気になれないといいますか。
そんなことだから演出の中野さんからも
「言葉(台詞)が内にこもっている」と言われてしまうのかもしれませんが、それは二重にマスクをして稽古をしている所為だと思いこみ、外に外に向かっていくようにしています。
自分が(を)語る言葉は、中々見つけられません。
だからせめて役として頂いた言葉には誠実に、身体ごと向き合いたいと思っています。
テントで闘う松本一歩・小川哲也・丸山雄也をぜひ観にいらしてください。

松本一歩コメント
かつて思うような創作ができなかったせんがわ劇場演劇コンクールでの上演を観ていただいた後にロビーで「俳優はいいんだから頑張れ」と声を掛けてくださったのが他ならぬ唐ゼミ☆の中野さんでした。
そしてまた別の機会に「こういうコンクール(神奈川かもめ短編演劇祭)があるのだけど出てみない?」と声を掛けてくださったのも中野さんでした。
あの時あのタイミングで声を掛けて貰えることがなかったら、思いの外簡単に平泳ぎ本店という団体はなくなっていたかもしれません。
そうした恩返しの意味も込めて、平泳ぎなりの「バリッとそろった役者体」で『唐版 風の又三郎』の矩を踰える膂力となりたいと思います。

引き続き決して予断を許さない厳しい状況ではありますが、換気消毒マスク着用に二度のワクチン接種と平泳ぎの一同細心の感染症対策を重ね、その一翼を担えるよう勤めたいと思います。

決して無理を申し上げることはできませんが、よろしくお願いいたします。

お問い合わせなどありましたら下記アドレスまでお願いします。
hiraoyogihonten@gmail.com (平泳ぎ本店 松本)

【次回出演情報】ストレンジシードに出演します。

いつも平泳ぎ本店を気に掛けていただきまして誠にありがとうございます。

このたび、今年のゴールデンウイークに静岡で開催されるストリートシアターフェスティバル、ストレンジシードに参加できることとなりました。

ストレンジシードとは→http://www.strangeseed.info/

以下、上演予定の詳細です。

『蒼い胸騒ぎ/Aoi anxiety』(新作)

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.

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会場 [エリア]市役所エリア
[ベニュー]レトロゲート
日程 2020年
5月2日(土)16:00
5月3日(日)16:30
料金 予約不要・観覧無料

「ストレンジシード出演にあたって」

いつも平泳ぎ本店を気に掛けてくださいまして、誠にありがとうございます。

小さな演劇団体を主宰するものとして、そして普段足しげく劇場へ足を運ぶものとして、この2月から3月にかけて公演やイベントが中止または延期となった舞台芸術関係者、そしてそこへ足を運ぶ予定だった観客の皆様の心境は想像するに余りあり、私自身その悲しさと無念、やるせなさを同じくしています。

今回ストレンジシードへの出演が決定したとて、このあとの二ヶ月が一体どんなものになるか全く想像の出来ないものであることに変わりはありません。

5月第一週の静岡での開催ということで、現時点よりは幾分事態の収束が見込めること。

そして密室空間である劇場での上演でなく、野外のオープンエアーでの上演であることを考慮し、観に来て下さる方々の感染リスクも今(2020年3月上旬)と比べれば少なくなるだろうと考え、平泳ぎ本店としてはストレンジシードの開催を信じてこれから参加のための準備を進めたいと考えています。

(もちろん実際の開催の可否ならびに一部内容の変更や、規模の縮小などを決定されるのはストレンジシード静岡事務局、主催の静岡市です。)

今回のこの混乱は、この先数か月から数年、あるいは数十年かけてありとあらゆるかたちで私たちの生活の上に影響を及ぼすものだろうと深刻に受け止めています。

他の音楽やスポーツなどのライブイベントと同じように演劇もまた創作だけでなく、それを見届ける観客の方々がいて初めて演劇作品になります。

演者としての私たちはもちろん予防において万全の備えと、創作の過程で接する可能性のある周囲の方々への感染拡大防止に努めたいと考えています。

(若者は重篤化する可能性は低いが保菌者になる可能性はあるのでマスクをし、家族や周囲のひとの安全も守れるよう手洗いうがいを徹底し、よく食べ体調を整え免疫力を高め元気に機嫌よくこの日々を過ごしてくれるよう関係者の人たちには伝えてあります。)

そして実際の上演においても、上演団体としてそこに居合わせてくれる観客の方々のあらゆるリスクを軽減するための対策を講じられるようフェスティバル側と協力し、演技・演出面でも考えを巡らせた上で、安全第一にゴールデンウィークに静岡で作品を上演できるよう準備を進める所存です。

最後に、今回の混乱の最中のすべての判断が尊重され、舞台作品への理解と想いのある人たちの支援によって公演を中止された方々の傷が少しでも小さなものになることを祈っています。

そしてひとりひとりが歩みを止めず考え続け、ささやかでも行動を積み重ねることで状況が一日も早く収束し、すべての人の日常と劇場に平穏な日々が戻ることを心の底から祈っています。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

Theatrical Power-POP 2

Hiraoyogi Co./平泳ぎ本店

Theatrical Power-POP2

Upcoming 2020 early summer

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≪Hiraoyogi Works≫

近年神楽坂セッションハウスにて『演劇的な、余りに演劇的な』(2018)、『Theatrical Power-POP』(2109)という作品を発表してきた平泳ぎ本店。

「演劇とは何か?」という問いの下、様々なテクストをあらゆる演劇的な手法を用いてシーンに立ち上げコラージュしてきました。

『Theatrical Power-POP2』(仮)はその同系統の作品の3作目となります。(予定)

もともと第一作目の『演劇的な、余りに演劇的な』というタイトルはもちろん芥川龍之介の『文芸的な、余りに文芸的な』を下敷きにしたもので、芥川ー谷崎両人が論じた「小説とは何か」という問いを演劇に読み換え、同時代や古典の様々な戯曲を引用しつつシーンを紡ぐそれは早稲田小劇場、鈴木忠志氏の『劇的なるものをめぐって』という作品へのオマージュでもありました。

(そしてまた、男性だけのカンパニーで、かつ神楽坂セッションハウスでそうした形式の作品を発表するにあたって、コンドルズもまた強く意識しました。)

平泳ぎ本店という団体では劇作家、演出家を置かずに、俳優による集団創作(ディバイジング)を行っています。

その中で俳優の身体性、存在感、魅力を十全に発揮するためにはどうしたらよいかを考え、”コラージュ”という方法にたどり着きました。

様々な戯曲、小説からの引用、コラージュを行うことで舞台上の俳優は物語の筋から解放されて官能性を発揮し、各戯曲は元の文脈から解放/再構成されることで新たな魅力を獲得します。

そして一つの作品の内に様々な戯曲・小説からの言葉を並べることで、あたかも料亭の刺身の盛り合わせで北から南、西から東まで日本全国の美味い魚が並べられるように、あるいはウエブに張り巡らされたハイパーリンクのように、観客の方は一度の上演で実にさまざまな作品の片鱗に触れる機会を得ることが出来ます。

また昨今、第63回岸田國士戯曲賞の選評で岡田利規氏が触れていた「〈普通の演劇〉への嗜好と〈普通じゃない演劇〉へのそれとのあいだにある溝」ということについて、私(主宰・松本)自身も尋常ならざる問題意識を抱いています。

演劇というごくごく小さなマーケットの中でさえ、あなたの界隈とわたしの界隈はこんなにも異なる。

演劇人として最も肌で感じる社会の「分断」といえばこの”溝”に尽きると考えています。

そして私はつくる作品を通じてその”溝”に橋を架けたいと考えています。

そのために様々な演劇的な手法を駆使し、観た人が「これは演劇ではない」「これが演劇だ」という物言いでははかれないような「得体のしれない何か」ともいうべき上演を実現するべく日夜創作をしています。

『TheatricalPower-POP』終演しました。

いつもありがとうございます。
平泳ぎ本店です。

去る8月4日、神楽坂セッションハウスにて『TheatricalPower-POP』が無事に終演いたしました。

ご来場頂いた皆様も、観には来られずとも気にかけてくださった皆様も、誠にありがとうございました。

ネタバレ(?)を含む舞台写真です。
公演の雰囲気を伝える素敵なかっこいい写真が揃いました。
ぜひぜひご覧ください。(撮影:北原美喜男)

平泳ぎ本店
『Theatrical Power-POP』
Dzoneフェスティバル2019参加作品
@神楽坂セッションハウス
2019年
8/3土 19:00 8/4日 13:00/17:00

 

構成:松本一歩
演出:平泳ぎ本店

照明:加藤泉さん
→18以上(!)のシーンに、限られた時間の中で辛抱強く素敵な灯りをいくつもいくつもつくって下さいました。

音響:宇野愛生さん
→劇場下見から本番までの3日間で結局倍以上(!)に増えた音のきっかけ(しかも結構複雑なやつ)に、粘り強く丁寧に対応してくださいました。

舞台監督:鍋島峻介さん
→例によって時間が押しまくった下見(終電まで)、場当たりをやりきり、今回も公演にかかるあらゆることの面倒をみて頂きました。

スタッフ:石関美穂さん、古茂田梨乃さん
→受付、折込などフロント業務をすべておまかせしてカンパニーが公演に集中出来るのがセッションハウスでの公演のたいへん心強いところです。

 
プログラムディレクター:伊藤直子さん
→下見、ゲネプロの際に必ず客席で観てくださり、千秋楽の終演後ににこにこと話して下さるのが嬉しくて、もっとすごい演劇をつくれるようになりたいといつも心から思います。

 
企画制作:セッションハウス企画室(伊藤孝さん)
→直子さんと同じく、稽古とリハを客席でにこにこと見守っていて下さるのがいつもとても心強いです。

 

スペシャルサンクス
北原美喜男さん(舞台写真撮影)
→毎度おなじみ舞台写真の北原さんです。写真で見る平泳ぎ本店は本当にとてもかっこいいです。自分たちのスマホやカメラではどうやったってとてもこうは撮れないので、撮っていただいた一枚一枚が平泳ぎ本店の財産です。

常盤ライブラリ(ちゃぶ台)
→岸田國士『ぶらんこ』のシーン(ご飯を食べているところ)で使用したちゃぶ台を急遽お借りました。作品の構成の打合せや作戦会議など、いろんな時に平泳ぎ本店がいつも大変お世話になっております。

林麻子さん(劇団唐ゼミ☆ 当日進行協力)
→稽古場にふらっと遊びに来てくれたのをきっかけに、今回資材をお借りしたり、「当日進行協力」とは名ばかり、本番の映像のオペレーションをして下さったりと、めちゃくちゃにお世話になりました。

丸田裕也さん(音響協力) 
→劇中で必要な音の素材はすべて丸田さんが可及的速やかに用意してくださいました。毎度平泳ぎ本店は結局たくさん音を使うのですが、今回もものすごく、ものすごく助かりましたありがとうございました!!!

***

昨年に続いて二度目となる神楽坂セッションハウスでの公演は、このようにいろいろな方のサポートと、相変わらず懐の広いセッションハウスのスタッフの皆様のおかげでやりたいことをすべて詰め込むことができました。

セッションハウスに立てるということで背筋の伸びる思いもあり、コンクリート打ちっぱなしの独特な、それでいて親密な空間で自分たちの作品を上演できることには毎回純粋なよろこびを感じます。

今回の公演を経たことで、劇団として新たにやりたいことや挑戦したいことも出来ました。

来年、2020年はオリンピックイヤーの裏で平泳ぎ本店としては現時点では劇場での公演予定こそありませんが、より長いスパンでカンパニーとしておもしろい創作を続けられるよう力を蓄え勉強をし、見聞を広めながら日々を過ごしたいと思います。

出演:小川哲也 河野竜平 宍倉直門 鈴木大倫 
   松永健資 松本一歩 丸山雄也

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平泳ぎ本店情報

■第4回公演『ボーク』(作:越寛生(劇)ヤリナゲ)
■第5回公演『この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ』
(作:武重守彦(めがね堂))
観劇三昧にて配信中!各作品三分間無料視聴もできます。
https://v2.kan-geki.com/streaming?keyword=%E5%B9%B3%E6%B3%B3%E3%81%8E%E6%9C%AC%E5%BA%97&check_title=0&check_company=2&check_cast=0&check_staff=0&check_outline=0

■第6回公演『SAKURAnoSONO』近日配信開始!!
DVDも販売開始予定(大変お待たせしています、編集に大変時間が掛かってしまいました…。その分めちゃくちゃに凝った編集になりました。)
https://www.quartet-online.net/ticket/hiraoyogihonten_dvd
■物販情報
平泳ぎ本店Tシャツ(黒×クロ) ¥2500
https://kan-geki.com/store/products/detail.php?product_id=1694

そして現在、それぞれはすでに次の現場に向かっています。
各俳優の今後の活躍にもご期待ください。

今後の活動

≪小川哲也 次回出演≫
『深奥と夢鬱』
脚本・一川華
演出・大館実佐子、酒井直之、太田陽
2019年8月16日(金)-17日(17)
@アトリエ第Q藝術
https://www.quartet-online.net/ticket/thewell?m=0dhbdbf

≪鈴木大倫 出演≫
ヒガンノジカン公演
『鯨ヶ丘の詩』
作・柳瀬昌計
2019年12月11日(水)〜12月15日(日)
阿佐ヶ谷・シアターシャイン

≪松本一歩≫
◇【舞台出演】
PAPALUWA 第11回公演『アルプス』
作・演出:鈴木美波
2019年8月28日(水)~9月1日(日)
@すみだパークスタジオ倉
http://ticket.corich.jp/apply/101077/28/

◇【制作協力】
清水宏『戯曲の真相』@若葉町WHARF
(横浜)

≪丸山雄也 次回出演≫
『吾輩は猫である』
原作・夏目漱石
演出・ノゾエ征爾
2019年10月19日(土)-29日(火)
@東京芸術劇場 劇場前広場
https://tokyo-festival.jp/2019/wagahaihanekodearu/
『会社の人事ー歌なき平成の世にー』
脚本・犬井 邦益
演出・佐藤 信
出演・龍 昇 塩野谷正幸 大西一郎
丸山雄也ほか
2020年1月12日(日)-20日(月)
@若葉町WHARF

公演回数を重ねてみるごとに痛感しますが容赦なく時間は経過するもので、いちどとして同じ公演はありません。

今回も無事に公演を終えられたことを心より感謝申し上げます。

今後とも、平泳ぎ本店をよろしくお願い申し上げます。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

 
【平泳ぎ本店】
2015年より活動開始。主宰・松本一歩。
全員が主に俳優であり、劇作家を持たない。稽古場で生まれるアイディアを俳優自身が揉み、様々な演劇手法を節操なく駆使しつつ、凝ったシーンを造形していく創作方法に特徴がある。
「真剣に演劇について悩んで、真剣に演劇を愛する」
(クリス・グレゴリー氏)。
第8回せんがわ劇場演劇コンクールファイナリスト
2018年、第3回かもめ短編演劇祭にて戯曲選抜チームとしてかもめ賞(最優秀賞)含む三部門を受賞。
オリジナル作品での海外公演を当面の最大の目標とする。
〔Blog〕 http://hiraoyogihonten.com
〔Twitter〕 @hiraoyogihonten
TEL:090-4099-2941
Mail:hiraoyogihonten@gmail.com

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舞台写真あり『Theatrical Power-POP』開幕しました。

平泳ぎ本店
『Theatrical Power-POP』
(Dzoneフェスティバル2019参加作品)が8月3日、
神楽坂セッションハウスで開幕しました。
本作は構成を松本一歩、演出を平泳ぎ本店がディバイジング(集団創作)によって手掛け、
能の『松風』やゲーテの『ファウスト』、岸田國士の『風俗時評』『ぶらんこ』など18のシーンからなるコラージュ作品です。
残る公演は8月4日(日)13:00と17:00の二回、神楽坂セッションハウスにて。
当日券も両公演とも販売予定です。

photo by 北原美喜男

【主宰・松本一歩コメント】
劇作家をもたない俳優だけのカンパニーとしてディバイジングという戦い方を選んだのが間違いではなかったと思える、クレイジーな手ごたえを感じるカラフルな作品になりました。
岡田利規氏が今年の第63回岸田國士戯曲賞の選評で述べたような「〈普通の演劇〉への嗜好と〈普通じゃない演劇〉へのそれとのあいだにある溝」を、私たちなりのやり方で飛び越える作品です。
ぜひ、劇場で目撃してください。
【公演概要】
Dzoneフェスティバル2019参加作品
平泳ぎ本店
『Theatrical Power-POP』
構成:松本一歩
演出・出演:平泳ぎ本店
古今東西、古典から現代まで、演劇の宝物を一つの舞台に閉じ込める。
演劇の力ですべての人の”今”を言祝ぐ。
■公演日時
2019年
8月3日(土) 19:00 終演しました!
8月4日(日) 13:00/17:00
■神楽坂セッションハウス
〒162-0805 東京都新宿区矢来町(やらいちょう)158
https://session-house.net/map_access.html
■上演時間:6585分(当初65分から変更となりました。)
■料金:一般 3,000円 学生 1,000円
■ご予約
hiraoyogihonten@gmail.com までご連絡ください。

≪作品について 詳細≫

平泳ぎ本店は昨年、神楽坂セッションハウスにて『演劇的な、余りに演劇的な』という作品を発表しました。

「演劇とは何か?」という問いの下、様々なテクストをあらゆる演劇的な手法を用いてシーンに立ち上げコラージュしました。

今回の『Theatrical Power-POP』もその同系統の作品の2作目となります。
もともと『演劇的な、余りに演劇的な』というタイトルはもちろん芥川龍之介の『文芸的な、余りに文芸的な』を下敷きにしたもので、芥川ー谷崎両人が論じた「小説とは何か」という問いを演劇に読み換え、同時代や古典の様々な戯曲を引用しつつシーンを紡ぐそれは早稲田小劇場、鈴木忠志氏の『劇的なるものをめぐって』という作品へのオマージュでもありました。
(そしてまた、男性だけのカンパニーで、かつ神楽坂セッションハウスでそうした形式の作品を発表するにあたって、コンドルズもまた強く意識しました。)

私たち平泳ぎ本店という団体では劇作家、演出家を置かずに、俳優による集団創作(ディバイジング)を行っています。

その中で俳優の身体性、存在感、魅力を十全に発揮するためにはどうしたらよいかを考え、”コラージュ”という方法にたどり着きました。


様々な戯曲、小説からの引用、コラージュを行うことで舞台上の俳優は物語の筋から解放されて官能性を発揮し、各戯曲は元の文脈から解放/再構成されることで新たな魅力を獲得します。

そして一つの作品の内に様々な戯曲・小説からの言葉を並べることで、あたかも料亭の刺身の盛り合わせで北から南、西から東まで日本全国の美味い魚が並べられるように、あるいはウエブに張り巡らされたハイパーリンクのように、観客の方
一度の上演で実にさまざまな作品の片鱗に触れる機会を得ることが出来ます。

また昨今、第63回岸田國士戯曲賞の選評でも岡田利規氏が触れられていた「〈普通の演劇〉への嗜好と〈普通じゃない演劇〉へのそれとのあいだにある溝」ということについて、私自身も尋常ならざる問題意識を抱いています。

演劇人として最も肌で感じる社会の「分断」といえばこの”溝”に尽きると考えています。
そして私はその”溝”に橋を架けたいと考えています。

そのために節操なく様々な演劇的な手法を駆使し、観た人が「これは演劇ではない」「これが演劇だ」という物言いでははかれないような「得体のしれない何か」ともいうべき上演を実現するべく日夜稽古をしています。


そういう表現を世に問うことで、1人でも多くの人に演劇に対して新しい考え方を持ってもらえると考えています。

今回の作品のなかでも身体表現であったり、音楽を用いたり、あるいはコント、パフォーマンスに近い表現も取り入れながらも、何より言葉の芸術である演劇の俳優の力を発揮できるようにと考え、さまざまなテクストを集めました。

「夢」というモチーフをベースにしつつ、全体を通じて描きたいのは「友達」や「仲間」あるいは家族といった親しい人を想うという気持ちです。

いまこの瞬間にしかない舞台上の俳優の姿を、力強く描く作品です。

ぜひ、劇場でお確かめください。

Theatrical Power-POP 予約受付開始

Dzoneフェスティバル2019参加作品
平泳ぎ本店
『Theatrical Power-POP』

構成:松本一歩
演出・出演:平泳ぎ本店

古今東西、古典から現代まで、演劇の宝物を一つの舞台に閉じ込める。
演劇の力ですべての人の”今”を言祝ぐ。

■公演日時
2019年
8月3日(土) 19:00
8月4日(日) 13:00/17:00

■料金:一般 3,000円 学生 1,000円

■会場:神楽坂セッションハウス
〒162-0805 東京都新宿区矢来町(やらいちょう)158
https://session-house.net/map_access.html

■上演時間:65分(予定 変更の可能性あり)

■ご予約
https://www.quartet-online.net/ticket/theatrical_power-pop

平泳ぎ本店が昨年うっかり叩き出した“過去イチ”のスマッシュヒット『演劇的な、余りに演劇的な』の系譜に連なる第二弾です。

Theatrical”
→演劇の、劇場の、芝居じみた…(参照:goo辞書https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/theatrical/

Power-POP”
→ロックの形態の一種。はじけるポップなメロディライン、力強いギターサウンドが特徴的。(参照:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/パワー・ポップ )

なので「力強くてポップではじける爽やかなやつ(演劇)」です。

ご期待ください!

Theatrical Power- POP newest

■平泳ぎ本店 プロフィール
2015年より活動開始。主宰・松本一歩。
メンバー全員が俳優でディバイジング(集団創作)を旨とし、新劇から現代口語、ダンス的な身体表現までさまざまな演劇的手法を奔放に組み合わせながら、一人一人の想像を超える凝ったシーンを立ち上げていく創作方法に定評がある。
「真剣に演劇について悩んで、真剣に演劇を愛する」演劇大好きカンパニー。
hiraoyogihonten@gmail.com
Twitter @hiraoyogihonten
Blog hiraoyogihonten.com

第6回公演終演のご挨拶と舞台写真と。

▼目次

  1. ご挨拶
  2. 舞台写真(撮影:北原美喜男)
  3. 座組のふり返り
  4. 今後の活動予定
  5. DVD予約販売のお知らせ
  6. 最後に

ご挨拶

日頃より平泳ぎ本店を気にかけて頂きまして、誠にありがとうございます。

去る4月22日、平泳ぎ本店の第6回となる本公演、『SAKURA no SONO~平泳ぎ本店 special edition~』が無事に終演いたしました。

劇場へ足を運んでくださった方はもちろんのこと、観には来られずとも気にかけてくださった皆様も、誠にありがとうございました。

劇団として初めての“演劇の街”下北沢 OFF・OFFシアターでの公演を無事に終えられたことをとても嬉しく思います。

「下北沢だから」「OFF・OFFシアターだから」ということで初めて平泳ぎ本店の作品を観に来てくださった方も多くいらっしゃり、下北沢という街の演劇に対する懐の深さを日々実感していました。

この場を借りて今一度、日頃支えて下さるすべての方に、心より御礼申し上げます。

また公演後半には、超満員となり多くのお客様にご来場いただいたにも関わらずお席がご用意できなかった回もありました。
足を運んでくださったにも関わらずご観劇いただけなかった皆様、誠に申し訳ありませんでした。

平泳ぎ本店では継続して作品を発表できるよう、今後も尽力して参る所存です。
もしよろしければ、ぜひまた別の機会に劇場へ足をお運び頂ければ幸いです。

また個々の俳優陣についても、今年この先出演舞台が相次ぎます。
ぜひ、それぞれの活躍する舞台へも足をお運びください。

舞台写真(撮影:北原美喜男)

いつも北原さんが撮影してくださる舞台写真は「そう、このシーンのこの画が欲しかった」と思うものが沢山あるのが、作り手として本当に嬉しい限りです。
舞台の雰囲気を十二分に伝える写真ばかりです。
ぜひ一枚一枚ご覧ください。

 

座組のふり返り

登場人物:出演者

宍戸直輝…宍倉直門(平泳ぎ本店)

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研究所のころからずっと稽古場で「ああ、面白いな」としみじみ思い続けた彼のポテンシャルを、観客の方とこれまで以上にシェアできる作品になったのがとても嬉しかったです。
最近は映像の仕事や、先日は柿喰う客・中屋敷法仁さんの演出でかもフェスの記念公演にも出演するなど、活躍の場を広げています。

鈴村大典…鈴木大倫(平泳ぎ本店)

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団体を主宰する人間として毎公演いちばん気になるのは「この俳優の違う側面をどれだけ見られるだろうか」ということで、その点今回彼は私が知る限りおおよそ普段の、そして過去に演じたことのあるどの役とも違う役柄になりました。その振れ幅やよし。

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衣裳を探しに行った時に宍倉君と二人で送ってもらった写真ですが、この二人もかれこれ研究所で出会ってから7年は経った計算になり、時間が経ったんだな、こうやって見るとなんかいいコンビだなと思いました。

松尾健太郎…松永健資(平泳ぎ本店)

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「演出家として、自分で沢山いろんなものを持ち込んできてくれる俳優には、過剰だったら『それやめて』とか言えるんですけど、そうじゃなくて、こちらから言われないと動きが少なくなるタイプの俳優さんだとちょっと困りますね」という趣旨のことを仰っていた著名な演出家の方がいたと記憶していますが、まさにまごうことなき前者で、放っておくと稽古場に小ネタのための小道具が増えていきます。

二ノ宮新…ニノ戸新太(平泳ぎ本店)

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本番が始まってから個人的にも、スタッフさんの間でも「推しメン」となったニノです。底抜けに明るい。なんかかわいい。健気。
元のチェーホフ『桜の園』ではエピホードフにあたるキャラクターで、全部総合するとチェーホフが一番悪い。エピホードフの戯曲上の扱いが惨すぎるのだと改めて思いました。
劇中の振付も担当してくれ、「ダンサーじゃない、俳優だから」ということにこだわってつくる動きはキャッチーで、身体を動かして表現する愉しさと歓びがあります。

河島陽平…河野竜平(平泳ぎ本店)

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公演期間中に誕生日を迎え、「竜平って何歳だっけ?」と他の人に確認して彼が28歳になったと知り、そりゃみんな歳をとるぜと思いました。
台本を読んで役を分析した結果写真のような「ツーブロックでパーマ」という髪型になったものの、美容室から稽古場へ来たときには見た目のあまりのイカつさに自分で落ち込んでしょんぼりしていました。
普段は人に優しく、激昂したり怒鳴ったり人を殴ったりすることが100%ない人なので、たまに怒鳴ると迫力があるな、その髪型のまま日焼けサロンへ行けばいいのにと思って見ていました。

小田達也…小川哲也(平泳ぎ本店)

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台本のかなり初期段階の打ち合わせで美波さんから「ラストシーンは小川さんでいきたい」という話を聞いていました。数年前に出演した舞台でその佇まいにほれ込んだとの事。
宇野重吉の『桜の園について』という本の中で、「フィールスが取り残されるラストシーンで観客をぎょっとさせなければならないが、なかなかうまくいかない」という旨のことが書いてあり「そんなもんか」と思ってましたが、今回は彼が登場するとその日一番くらいドッと客席が沸くこともしばしばで、そのあとのほぼしゃべらない5分強のシーンも見るにつけ、“佇まいで語る系俳優”の面目躍如だと思いました。

小林あさひ…林麻子(劇団唐ゼミ☆)

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平泳ぎ本店の恩人こと中野敦之さん率いる劇団唐ゼミ☆の劇団員で、唐ゼミ☆さんの公演でしばしばお見掛けしていました。
唐さんの言葉に鍛えられ、バリっとしゃべるのがかっこいいのと、野外劇仕様の「噴水の中から登場しても大丈夫」というつけまつげの付け方を伝授して松本なおさんを救っていました(初日本番中につけまつげが取れてしまった)。
「ちょっと飲み物を買ってくる」と言って開演前に下北沢の街で迷子になって戻らなかった時は肝を冷やしましたが、その実よく笑う、笑ってばかりいるとても楽しい人でした。

三浦るみ…松浦みる(いいへんじ)

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劇中で使用していたトースターは彼女の私物であり、雨の中スーツケースに入れて稽古場へ持ってきてくれた時には頭が上がりませんでした(なぜ舞台上でパンを焼こうと思ったのか)。
実は現在就職活動中の大学4年生で、それを聞いて一度はオファーを取り下げようかとも思ったものの、出演してもらって大正解でした。ものすごく踊れる。力みなく視線を集められる。
打ち上げでなぜか代々木公園で夜を明かし、その足で一限に向かったとのことで、体力があるしたぶんこの先何があっても大丈夫だろうなと思いました。

余談ですが松浦さんの同期の世代がいいへんじをはじめ露と枕など活躍する団体、優秀な制作さん、スタッフさんが何人もいたり、ダメだった早稲田演劇が力を取り戻しつつある世代なので、今後の活動にも注目しています。

宍戸奈緒子…松本なお(IT企画)

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実は研究所時代の同期で、個人的にその時一番お世話になったよなと思い続けた奈緒さんです。
卒業後も折に触れて出演される舞台で元気そうな姿を目撃していましたが、舞台上でつけまつげが取れて静かにテンパっている姿を間近で見るにつけ、7年の月日を経てほんとに今回の公演にお迎えできたんだなというのであらためてしみじみしていました。
ある日の終演後、「知らないお客さんに『奈緒子さんにパリを感じた』って言われたよ!」とキャッキャしていたのがとても素敵でした。歳を重ねて魅力的になっていくタイプ。

丸井雄二…丸山雄也(平泳ぎ本店)

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「で、君はカムカムミニキーナには何年いるの?」と聞かれて返す刀で「カムカムミニキーナじゃねえよ」と、演出家の佐藤信さん(座・高円寺芸術監督)にのたまった、というのはあくまで冗談(半分は事実)ですが、客演先のカムカムミニキーナさんで培ったノウハウでもって今回も率先して稽古で必要な小道具を迅速に揃えるなど、創作の見えない部分の仕事も光る俳優です。
ときに清水宏さんというとても強烈ですごい俳優さんがいらっしゃるのですが、近年彼は自身の俳優のOSとしてその清水宏さんを搭載することに成功しつつあります

パリ野郎…松本一歩(平泳ぎ本店)

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私です。変な役でした。ヘリコプターでの登場、縄梯子片手に袖幕を振り落とすのが楽しかったです。
様々なキラー小道具にも恵まれつつ、コメディって難しいんだなというのを日々実感しながらの公演でした。
フランス語話者の役なのにアクセントが英語話者のものという痛恨のミスを犯し、第二外国語でフランス語をやっとけばよかったと悔やまれました(二外は韓国/朝鮮語でした)。

●スタッフ
舞台監督:水澤桃花(箱馬研究所)

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類まれな進行管理能力、先を読む力、並外れたスタッフ/演者とのコミュニケーション能力、記憶力、テクニカルの知識、台本の読解能力、舞台裏での立ち回りのソツのなさ、
作業の正確さ、手先の器用さ、料理の腕前、統率力、折衝力、人脈、顔の広さ、問題解決能力…挙げればきりがありませんが、言わずもがな、ものすごく優れた舞台監督さんです。
スタッフ業はもちろんのこと、出演、近年は演劇祭の運営にも携わるなど、水澤さんができないことを探す方が難しいともっぱらの評判です。
ほかでもない、「この人を連れてどこへいこう?」というのが、今や平泳ぎ本店の進路を考える上で一つの大きなモチベーションです。

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(劇中で使用したフランスパンは、水澤さんが腕をふるい、後日関係者ですべておいしくいただきました。

照明:浅見拓(劇団てんしん)

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なんやかや第1回公演からのお付き合いで、浅見さん&水澤さんあたりのスタッフワークの小気味よさは見ていて頼もしい限りです。
地灯り(舞台のベースになる明かり)をきちんとつくった上で、遊びや微細な変化を付ける明かりを精確に、それも100分の芝居で照明卓のキューを使い切るほどに無数に作り込んでくれます。
客席で見ているときはもちろん、舞台写真で見たときにもしみじみ「綺麗だな」と思う、とても素敵な照明さんです。

音響プラン:丸田裕也(文学座)
音響オペレーション:大園康司

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「音で笑いが起きるんだ!」というのが、今回の作品で改めて新鮮に驚いたことの一つです。
用意する音とその音を入れる絶妙な間合いでもって人は笑うんだなと思い、「俳優が何もしなくても笑わせられるんだ!すげえ!」と袖の中で笑い声を聞いていました
場当たりの際、目まぐるしく変わるシーンに対してその場で臨機応変に音源を作って対応してくれたり、「気が付いたらこの音が聞こえていてほしい」というような繊細なシーンにも抜群のオペレーションで合わせてくださったり、ものすごく頼れるお二方(実はお二人は大学の先輩後輩コンビ)でした。

小道具協力:辻本直樹(Nichecraft)

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小道具「協力」というのはひょんなミスで、あれもこれもと沢山つくってもらい、純粋な「小道具」でリクレジット、“大きな小道具”こと辻本さんです。
公演の時に先立って書いてくれたこちらの文章は公演関係者を奮い立たせてくれるものでした。https://note.mu/propmind/n/n0aa283601b90
小道具さんです、小道具さんですが本番前には俳優の台詞合わせにも付き合う姿が目撃されるなど、「小道具」の概念を脱構築し続けてくれる心強い辻本さんです。
「いいか、ただの小道具ならとっととキャンドゥで買って揃えろ」というのは平泳ぎ本店の合言葉です。

振付:ニノ戸新太

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先にも書きましたが「俳優のカンパニー」の平泳ぎ本店で、俳優ならではの「動けそうで動けない、ダンサーほどは踊れない、でもキュート」な動きを沢山考えて持ってきてくれます。
稽古場で、イヤホンをして鏡の前で黙々と踊る姿が年々様になっていきます。
スズキ拓朗さんのダンスカンパニー、CHAiroiPLINでの活躍や、そこで出会った仲間とのダンスカンパニーの立ち上げなど、今後の活動からも目が離せません。

舞台写真撮影:北原美喜男(後ろ姿)

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こうしたブログなどのネット、メディアで見える平泳ぎ本店のイメージ、作品世界は、殆どすべて北原さんの写真が支えてくれるものです。
俳優が本当によく見える、大好きな写真が何枚もあります。
これからも末永く平泳ぎ本店のことを撮ってもらえたらと思います。

舞台映像撮影:観劇三昧 舞台撮影所(赤羽芳昭)
第4回公演の『ボーク』からお世話になっている観劇三昧舞台撮影所の赤羽さんです。
今回の作品も映像化し、配信、DVDになります。
撮影のスキル、機材の凄さは言うに及ばず、赤羽さんが本当にすごいのは編集です。
舞台空間の中で「そうそう、演出した時私もここを見ていたしここを見てほしい」という箇所を精確に狙って切り取ってくれます。
実際の舞台になかなか足を運べない方でも、映像を通じて平泳ぎ本店に出会う素敵な機会を作ってくださる方です。

当日運営:黒田能靖
制作協力:加藤じゅんこ(ジエン社)
こちらのお二方は今回の公演に際し、公募してみたところへ応募してきてくださいました。
すこしずつ公演の規模が大きくなるにつれ、制作業務を一人で回すのがあまりにしんどくなっていたところ渡りに船というか、とにかく信じられないくらい助けていただきました(公演の直前になってもきちんと寝られる…)。
黒田さんはお会いして小一時間お話した際に「ああ、この人は(いい意味で)イカれてるぞ」と思って即お願いし、
加藤さんもまた、お話してすぐに演劇が好きなんだということがよくわかり、後に現場で話すにつけ一層物凄くよくわかり、
劇場へ入る前から公演を終えからも一つの滞りもなく、今回最大級の賛辞とお礼でもって称えたいお二人でした。

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●作
鈴木美波(PAPALUWA)
そして作家の美波さんです。お笑いがものすごく好きということはなんとなく聞き及んでおり、前に観た公演でもものすごい笑いが起きていたのでとにかく笑いに強いのだろうと思って今回お願いしました。

蓋を開けてみるとこれまでにないくらいすごい笑いの量でした。

読み合わせの時にも大概腹を抱えて、文字通り涙が出る位笑いましたが、台本通りやってきちんと客席が沸くというのは本当にすごいことです。

稽古場へ遊びに来てくださった時にはこうした台本の立ち上げのコツみたいなことも教えてもらい、「そうやってアプローチすればいいのか!」と目から鱗が落ちることもありました。

フェイクカーテンコールでandymoriの『ユートピア』を使ったのは、美波さんが好きだというエレキコミックのコントライブ(エレ片)へのオマージュです。
私が学生の時に初めて観たそのライブで、開演直前、客電が落ちていく中であの曲の音量が上がっていくのを聴きながら、コントを作り舞台で生きる人の矜持みたいなものを感じてなんでだかものすごくジーンとしたのを覚えていたからです。
思えば僕の舞台への入り口にも、高校生の頃に受験勉強そっちのけでYouTubeで漁って見たラーメンズのコントがありました(ラーメンズとエレキコミックは同じ事務所で仲が良い)。
笑いは偉大で、だから尋常じゃなく難しい。
そのことを肌で実感させてくれた、素敵な作品を書き上げてくれた美波さんに、今一度ものすごく御礼を申し上げます。

●演出
松本一歩

●協力/Special Thanks(順不同・敬称略)
鈴木美波さんのPAPALUWA
松浦みるさんのいいへんじ
松本なおさんのIT企画
林麻子さんの劇団唐ゼミ☆
立ち回りをつけてくださった一同お世話になりっぱなしの亀山ゆうみさん、
当日運営のお手伝いで来て下さった松本美菜子さん、
水澤さんの部下で搬入搬出を全力でサポートしてくれた粂川鴻太さん、
稽古場でお世話になった水天宮ピットさん、
映像の作成、宣伝、そして開演直前の俳優の待機場所としてさんざかお世話になった観劇三昧さん、
急遽フライヤーの裏面のデザインをして下さったRibitt’s worksさん、

皆様本当にありがとうございました。

今後の活動予定

≪平泳ぎ本店 次回公演≫
Dzoneフェスティバル2019
『Theatrical Power-POP』
於 神楽坂セッションハウス
2019年8月3日(土)-4日(日)
コンテンポラリーダンスの“聖地”神楽坂セッションハウスで
カラフル!ポップ!!な演劇作品をお届けします。
古今東西、古典から現代まで、演劇の宝物を一つの舞台に閉じ込める。
演劇の力ですべての人の“今”を言祝ぐ。

同じく神楽坂セッションハウスで行った昨年の『演劇的な、余りに演劇的な』シリーズの作品になります。
ご期待ください。

≪鈴木美波 PAPALUWA 次回公演≫
PAPAWUWA 7周年記念公演
『accel!!!!』
於 新宿ゴールデン街劇場
2019年5月21日(火)-26日(日)
http://papaluwa.wp.xdomain.jp/

美波さんの団体PAPALUWAの、劇団員での7周年記念公演とのことです。

≪小川哲也 次回出演≫

劇団晴天第十回本公演
『遠くまできたんだ』/『朝をつれてこい』
脚本・演出 大石晟雄
於 シアター風姿花伝
2019年5月18日(土)-26日(日)
https://g-sayten.jimdo.com/

小川哲也がこれまでにもしばしば出演している劇団晴天さんです。きっといい仕事をします。

≪ニノ戸新太 次回出演≫
舞台『文豪ストレイドッグス 三社鼎立』
脚本・御笠ノ忠次
演出・中屋敷法人
2019年7月3日(水)-10日(水)
@日本青年館ホール
※地方公演あり(岩手、福岡、愛知、大阪)
http://bungo-stage.com/

文ステです!チケットも即完売のものすごい人気だそうです。中屋敷さんの演出で日本各地でかましてほしいです。

≪ニノ戸新太 リーダー≫
令和ターキーズ第1回旗揚げ公演
『縄文時代(仮)』
令和元年11月30日(土)-12月1日(日)
@神楽坂セッションハウス
https://twitter.com/Reiwa_Turkeys?s=17

ニノ戸新太がいよいよダンスユニットを立ち上げました。神楽坂セッションハウスです。

≪松本一歩 次回出演≫
PAPALUWA第11回本公演
『アルプス(仮)』
作・演出 鈴木美波
2019年8月28日(水)-9月1日(日)
@すみだパークスタジオ倉
http://papaluwa.wp.xdomain.jp/

今年の夏は野球のお芝居で熱く過ごします。

≪林麻子 劇団唐ゼミ☆ 次回公演≫

劇団唐ゼミ☆第29回公演
唐十郎『ジョン・シルバー』シリーズ一挙上演
『ジョン・シルバー』
『続ジョン・シルバー』
『あれからのジョン・シルバー』
作 唐十郎
演出 中野敦之
2019年年 初秋
特設青テント劇場にて
http://karazemi.com/

「晴れた日に缶ビール飲みながらホースで水を掛けながら、ブラシでゴシゴシテントを洗うんです、マジで最高ですよ!」という話を劇場インターンの時に教えてくれたのが、今思えば林麻子さんの劇団唐ゼミ☆の先輩の津内口さんという方でした。
唐十郎さんのお芝居はテントで観てこそ。

≪松浦みる いいへんじ 次回公演≫
ラフトボール2019
『健康観察』
作・演出 中島梓織
出演 松浦みる
2019年8月7日(水)-11日(日)
@RAFT
https://ii-hen-ji.amebaownd.com/

下北ウェーブ2018に選出された3団体が東中野のRAFTでショーケース的な公演を行うそうです。
平泳ぎ本店がせんがわのコンクールで一緒だった、今乗りに乗っているスペース・ノット・ブランクさんもいらっしゃいます。
みるさんの一人芝居(!)とのことです。

DVD予約販売のお知らせ

公演をご覧いただいた方はもちろんのこと、遠方にお住まいの方や、
気にはなっていたものの劇場にはいらっしゃれなかった方のために、
劇場特典として実施したDVDの予約販売を、引き続き受け付けております。
『SAKURA no SONO』はもちろんのこと、過去公演のDVDもございます。
この機会にぜひご検討ください。
https://www.quartet-online.net/ticket/hiraoyogihonten_dvd

グッズの取り扱いや映像の配信など、こちらのページも参照ください。

最後に

あらためて今回の公演を通じて得た出会いや、頂いたご縁、力を貸してくださったすべての方に心から感謝します。

一つの作品の上演が、また次の別の舞台へ足を運ぶきっかけになれば、演劇に携わる者としてこんなにうれしいことはありません。

今回の公演に関わってくださったすべての方の益々のご活躍とご清栄を心よりお祈りしています。

平泳ぎ本店としても、より射程の長い作品をつくれるよう、深く丁寧な創作を重ねていきたいと考えています。

どうぞ今後とも、平泳ぎ本店をよろしくお願いいたします。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

▲目次にもどる

今回の出演者一同です。役から遠く離れて、

●「夢は一人で見るものでなく、」
平泳ぎ本店では一緒になって演劇について考え、わくわくしてくれる人をいつも心から求めています。
「演劇が好き」という気持ちを大切に、想像以上に真摯に丁寧な作品づくりをしています。
この先も作品をつくり続けていくために、あと少しの人手が必要です(制作、演出、ドラマトゥルク…)。
もし何かピンとくるものがあれば、いつでもどなたでもご連絡をお待ちしています。

TEL:090-4099-2941
Mail:hiraoyogihonten@gmail.com

●なんで「平泳ぎ」「本店」?
・競泳4種目の中で最もスピードが遅い(資本主義経済にもとる非効率的な営み≒演劇)
・水の抵抗を減らし、無駄を削ぎ落とすように身体をコントロールすることでより速く泳ぐことを目指す「技術」の泳法である
・技術を極めれば形態的に不利な日本人でも北島康介選手の様に世界で戦える
・その気になれば航続距離がきわめて長い(演劇界を長く遠くまで泳ぎたい)
・紀伊國屋書店新宿「本店」並みの「大体揃う」ラインナップを目指す(俳優、技芸、扱う作品等)

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第6回公演(4/18-22@OFF・OFFシアター)の情報を公開しました。

たいへんお待たせいたしました。
4月、下北沢OFF・OFFシアターでの本公演の情報を公開しましたので、ご覧ください。

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平泳ぎ本店 第6回公演
『SAKURA no SONO
~平泳ぎ本店 special edition~』
2019 年4月18日(木)―4月22日(月)
下北沢 OFF・OFFシアター

作:鈴木美波(PAPALUWA)
演出:松本一歩

SAKURA no SONO_flyerA4_uraol-trimned

●公演日程 2019年4月18日(木)―22日(月)

18日(木) 19:30
19日(金) 19:30
20日(土) 14:00/19:00
21日(日) 14:00
22日(月) 15:00
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前を予定

●上演時間
約100分

●会場 OFF・OFFシアター
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目11-8 TAROビル3F
03-3424-3755

●出演
小川哲也 河野竜平 宍倉直門 鈴木大倫
ニノ戸新太 松永健資 松本一歩 丸山雄也 (以上 平泳ぎ本店)
林麻子(劇団唐ゼミ☆)
松浦みる(いいへんじ)
松本なお(IT企画)

●入場料 全席自由・税込
一般    3500円(当日精算)
演劇パス  3000円(クレジット決済or Paypal決済 各回枚数限定)
ペア    6000円(当日精算orクレジット決済)
U-25   2000円(25歳以下 当日精算・クレジット決済共通 要身分証)
高校生以下 1000円(当日精算 要学生証)
カルチベートチケット 2000円(公演当日、劇場受付のみでの取扱)

●取扱い 2019年 3月1日12時予約受付開始
【当日精算でのご予約】カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/hiraoyogihonten6th
【クレジット決済でのご予約】演劇パス
https://engeki.jp/pass/redirects/link/547
※予約受付締め切り→各公演前日23:59まで

●スタッフ
舞台監督:水澤桃花(箱馬研究所)/照明:浅見拓(劇団てんしん)/音響プラン:丸田裕也
音響オペレーション:大園康司:小道具協力:辻本直樹(Nichecraft)
主催・企画製作:平泳ぎ本店

●鈴木美波コメント
「「怪しいぞ!」と思ったら、スルーしてください、、!(中略)もしすこしでも食指が動いたりされましたら、ちょっと相談したいことが、あります、がしかし、「そんなだな」と思われましたら、スルーしてください!!」
平泳ぎ本店松本氏からツイッターのDMでこんな連絡が来たのが、この作品を書くきっかけであった。
「低姿勢な方だなぁ」と思うと同時に「あ、おそらくこの人、延いてはこの平泳ぎ本店という劇団、頭がおかしいかもな、最高じゃん」とも思った。
そんな底しれねぇ団体に作品を書き下ろすことに幸せを感じながら、チェーホフには気を遣わずに書きました。
●鈴木美波 Minami Suzuki
1991年生まれ 2012年、自身の劇団PAPALUWAを旗揚げ。
以降、劇団全ての本公演の脚本、演出を務める。
「“笑い”は偉大である」という理念のもと、コメディ要素に特化した作品を好む。
劇団活動の傍ら、杉原邦生(KUNIO)、山崎洋平(江古田のガールズ) らの演出助手としての活動も行っている。
野球、宮藤官九郎、エレキコミック、STAR WARS、餃子が好き。

●松本一歩コメント
チェーホフの『桜の園』という作品がある。
没落貴族がぼんやりと日々を過ごし美しい領地と生まれ育った家を失うこの話は、しかし“喜劇”であるという。
かけがえのない大きなものを失うにも関わらず“喜劇”と題されたこの作品は、どこかねじけている。そんな「ねじけ」に、言い様もなく心を惹かれる。
それをどうかそのまま、いいとこどりをして立ち上げたいと思った。それも”演劇の街”下北沢にふさわしい形で。
そこで『桜の園』を下敷きに、PAPALUWAの鈴木美波さんにあらたな作品を書き下ろしてもらうことにした。
オフオフシアターは歴史あるコメディのハコだし、美波さんはとにかくハッピーなコメディを書ける人だから。
抗いようもなくなにかを失いゆく今の自分達の姿を、愛しみを込めて見つめられるような、そんな作品にしたいと思う。

●松本一歩 Kazuho Matsumoto
1989年生まれ 平泳ぎ本店主宰・俳優・演出。
シンプルなものと過剰なもの、素朴なものと込み入ったもの、わかるものとわからないもの、様式的な美しさと生身の俳優の魅力と、相反する二つのものを舞台の上に両立させる上演を志す。
「言葉でもって言葉を超える瞬間」や「言葉の芸術なのに『言葉に出来ない』瞬間」を追求する。

●平泳ぎ本店 Hiraoyogi Co.
2015年より活動開始。メンバーが主に俳優であり、劇作家をもたない。
俳優自身の発想を基に、ディバイジング(集団創作)により様々な演劇手法を駆使しつつ、凝ったシーンを造形していく創作方法に特徴がある。
「真剣に演劇について悩んで、真剣に演劇を愛する」(クリス・グレゴリー氏)。
2018年、第3回かもめ短編演劇祭にて戯曲選抜チームとしてかもめ賞(最高賞)を含む三部門を受賞。
神奈川県庁での特別公演や下北沢の路上演劇祭への参加など、劇場外でのパフォーマンスも得意とする。
オリジナル作品での海外公演を当面の最大の目標とする。
〔Twitter〕 @hiraoyogihonten
〔TEL〕090-4099-2941
〔Mail〕hiraoyogihonten@gmail.com

ご期待ください。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

●「夢は一人で見るものでなく、」
平泳ぎ本店では一緒になって演劇について考え、わくわくしてくれる人をいつも心から求めています。
「演劇が好き」という気持ちを大切に、想像以上に真摯に丁寧な作品づくりをしています。
この先も作品をつくり続けていくために、あと少しの人手が必要です(制作、演出、ドラマトゥルク…)。
もし何かピンとくるものがあれば、いつでもどなたでもご連絡をお待ちしています。

●なんで「平泳ぎ」「本店」?
・競泳4種目の中で最もスピードが遅い(資本主義経済にもとる非効率的な営み≒演劇)
・水の抵抗を減らし、無駄を削ぎ落とすように身体をコントロールすることでより速く泳ぐことを目指す「技術」の泳法である
・技術を極めれば形態的に不利な日本人でも北島康介選手の様に世界で戦える
・その気になれば航続距離がきわめて長い(演劇界を長く遠くまで泳ぎたい)
・紀伊國屋書店新宿「本店」並みの「大体揃う」ラインナップを目指す(俳優、技芸、扱う作品等)