2023年はたいへんお世話になりました。
2024年も平泳ぎ本店の活動にあたたかなご声援とご注目を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2023年は本公演こそありませんでしたが、5月には旅に出て第3回新潟劇王という短編演劇のコンクールに参加し、6月には今年5月に予定している本公演のための創作とオープンリハーサルを行い、マイペースにゆっくりと歩を進めることができました。
旅へ出た先では新潟・りゅーとぴあで金森穣氏のダンスカンパニーNoismのリハーサルを見学させて頂く機会に恵まれ、世界一線で活躍するカンパニーの姿を一同間近で目の当たりにできたことなど、得難い経験も重ねることができました。
2024年はこれから10年間の目標に向けて、より具体的な活動を充実させていくことができればと考えています。
1.【10年間の活動目標】
2.【2024年5月、野外劇を上演します】
3.【「かえるのおたま」をはじめます。】
1.【10年間の活動目標】
平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.は2015年より東京で演劇活動をつづけて来ましたが、いろいろな場所でのさまざまな出会いを経て、これからの10年間で三つのことを叶えたいとはっきり考えるようになりました。
◆1. 未だ誰も想像しない場所での野外劇の上演
◆2. 海外公演の実施
◆3. 創造の拠点となるアトリエ(稽古場/劇場)の建設
です。
それぞれの目標の詳細についてはいずれまたどこかでご説明できればと思いますが、「そうした目標に向けて進みはじめたのだな」ということを、頭の片隅にでも置いておいて頂ければ幸いです。
2.【5月、野外劇を上演します】
今年の平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.の本公演として、5月の中ごろに野外劇を上演します。
先に書いた「未だ誰も想像しない場所」というのとはすこしちがいますが、手始めにことし都心某所にて、劇団としてはじめて野外劇に取り組みます。とある小説を演劇として上演する予定です。
続報まで、今しばらくお待ちください。
3.【「かえるのおたま」をはじめます。】
「かえるのおたま」は、これから先の10年間を見据えた活動をより具体的なものとするための、世間一般で”メンバーシップ”とよばれるものです。
https://note.com/hiraoyogihonten/membership
月額500円となるのですが、ご参加いただいた皆様にお届けするコンテンツとしては
- 主宰の松本による連載(毎日)
- メンバーによる活動報告(不定期)
- 日々の創作の経過報告
- リハーサルの記録動画のシェア
- 日々のミーティングの議事録のシェア
- 旅の記録(Vlog)のお届け
- 公演チケットの割引
- 過去公演、未公開映像のシェア
- オフラインでのイベントへのご招待
- and more…!
といったものを予定しています。
平泳ぎ本店はこれから10年の間に、未だだれも想像しない場所で野外劇を上演し、海外にツアーに飛び出し、そして素敵で唯一無二の劇場兼アトリエを建てるカンパニーへと成長していきます。
それらの目標を叶えるために手段を選ばず、なりふり構わずなんでもするというのではなくて、むしろその試行錯誤の過程をなるべく透明にのこしておきたいと考えました。
過程をひらきオープンにすることで、自分たちの言動や問題意識が実際に劇場に足を運んでくださる観客の皆様やすこし先の未来の人たちからの検証にも耐えるようなものであるよう、常にフェアに創作に取り組みたいという願いもあります。
料理を煮込むときに時間をかけ、ゆっくりと灰汁を掬い、にごりのない透き通ったスープを完成させるような日々になるようにと願いを込めて、題を「かえるのおたま」としました。
2024年からはいよいよ作品の上演だけではなく、公演がない日々もすこしおおきな目標を叶えるための一日一日となります。「かえるのおたま」にご参加いただき、みなさまに並走して頂けることは、これから進む道のりの大きな支えになります。
https://note.com/hiraoyogihonten/membership
末筆ではありますが、まだまだ寒い日々がつづきますので、どうぞご自愛ください。
本年がみなさまにとって実り多い一年となりますよう心よりお祈りしています。
平泳ぎ本店 主宰
松本一歩