平泳ぎ本店のつくりかた(ワークインプログレス)開催のお知らせ。 (10/6(土)はおいしいよるごはんつき!)

このたび平泳ぎ本店では次回公演『この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ』の稽古期間中に、
「平泳ぎ本店のつくりかた(ワークインプログレス≒稽古場見学)」を開催いたします。

なんと!

10/6(土)はおいしいよるごはんもつきます!

ぜひぜひ、十色庵へお越しください。

詳細

■日時
10/6(土)☆、7(日)、13(土)、14(日)
各日とも 15:00~21:00(途中の入退場は自由です。)
■費用
500円(お飲み物付き)
■定員
各回若干名
■会場
十色庵
〒115-0043 東京都北区神谷2-48-16 カミヤホワイトハウス BF1
JR赤羽駅南口から12分、東京メトロ南北線志茂駅1番出口から7分
■お申し込み
件名を「ワークインプログレス」とし、「ご希望日時(いらっしゃるだいたいのお時間)、お名前、人数」を明記の上、下記メールアドレスにお送り下さい。

[mail] hiraoyogihonten@gmail.com
[Tel] 090-4099-2941

◆お申し込み後、4日以上経過しても返信がない場合、通信事故が考えられますので、お手数ですがお電話にてお問合せください。

◆携帯メールからお申し込みのお客様は、「 hiraoyogihonten@gmail.com 」からのメールを受信できるよう、設定してください。

■お問い合わせ
TEL 090-4099-2941
MAIL hiraoyogihonten@gmail.com

☆10/6は十色庵でおいしいよるごはんつき。
20:00「いただきます」

よるごはん代:実費(材料費)&投げ銭(お好きにお値段おつけください)

シェフ:日花泉さんより
「はじめまして。料理と演劇をこよなく愛する、現在大学4年生の、ひばないずみです。文字だけだとよく間違われるのですが、オトコです。

松本さんとは年明けにご縁がありまして、今回とっても素敵な企画にお誘い頂きました。洋食と(少々)和食が得意で、大学の友人に料理を振る舞ったり、ときどき創作料理を作ったりしています。最近は、旬の食材を美味しく食べることをテーマに料理を作っています。

みなさんの胃袋、貸してください。

美味しい料理をたくさん用意して、お待ちしております!」

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(料理イメージ 上:里芋の煮っころがし 下:焼き野菜のポトフ)

「稽古が、すき。」

いまさら大っぴらに言うのも憚られますが、私は演劇が好きです。

演劇をつくっている側の人間として「演劇が好き」と言うときに、劇場でお客様にご覧いただく公演の本番はもちろん楽しく、何物にも代えがたいものですが、「実は本当に好きなのは稽古なのではないか」と思うことがあります。

劇場での本番は週末の数日間だったり、(私たちだと)長くても一週間ほどのものですが、なにしろ稽古はそれに先立って何十日も、何週間もやっているのです。

ほんとうに、稽古場にいる時にはたくさん笑います。白熱した議論や、言い合いや、喧嘩もときにはしますけれど、「生きていてこんなに楽しいことはない」としばしば思うほどに、よく笑います。

「なにがこんなに楽しいのだろう?」と思うに、目の前の俳優というひとが、およそ日常で考えられないくらい変だったり、大変そうだったり、不器用でおかしかったりして、「ああ、人っていとおしいな」と思っているからだと思います。

そして何より作品の上演に向けて、日一日とどんどんと変わっていく彼らの姿を見ているのが、とても楽しいのです。

そうして何をか演じようとする人をじっと見るという、稽古場はそんな場所です。

その稽古がこんなに楽しくて、しかもせっかく素敵な稽古場(十色庵!)も借りられたのだから、ふらりと私たちの稽古場へ遊びに来ませんか?という、そんな企画です。

平泳ぎ本店の稽古は、元々俳優ばかりのディバイジング(集団創作)を旨としているので、とにかくよく話し合います。

作品について、役について、演技について、衣裳や、装置について。とにかくお互いに、いろんなことを話します。

(あと踊っていたりもします。今度下北沢でカレーのイベントに出るので、5,6日はその稽古もしていたり…!詳しくはこちら→https://engeki.jp/2018/09/21/sanka-dantai/)

「演劇をつくる」というとなんだか派手に聞こえるかもしれませんが、けっこう地道に、そしてできるかぎり丁寧につくっています。

そんな平泳ぎ本店の稽古場へ一度遊びに来てみませんか。

作品の中身は思いきりネタバレになりますが、大丈夫です。

稽古場から劇場に入り、照明と音響が入ると(もちろんいい意味で)まるで別物になるからです。

そして!

今回稽古させて頂く十色庵にはキッチンがありますので、日花泉さんという素敵なシェフをつかまえて、よるごはんをつくってもらえることにもなりました。

とにかくおいしいごはんをたくさんつくれる日花さんです。

栄養足りてない演劇人!たくさんいるでしょ!美味しいご飯があります!

もちろん演劇をやっていない方も、どなた様もぜひぜひ、遊びに来て下さい。
演劇は、稽古は楽しいです。

十色庵にて、お待ちしております。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

 

(過去公演 稽古風景より)

第5回公演 『この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ』

次回公演『この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ』の情報を公開しました。

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平泳ぎ本店第5回公演
『この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ』
作:武重守彦(めがね堂)
演出:松本一歩
2018 年10月19日(金)―10月22日(月)
新宿眼科画廊 スペース地下

■あらすじ

秋雨の降る深夜のサークル棟。靴音が響き、学生劇団の部室兼倉庫に明かりが灯る。

懐かしい部室に忍び込んだのは、後輩の公演をきっかけに集まったOBたち。彼らは始発電車が動きだすまでの数時間を、近況や思い出を語りあって過ごすのだった。

「また会おう」

空が白みはじめたころ、彼らは再会を約束して家路についた―はずだった。

消えた公演DVD。濡れたダンボール箱。サークル棟をさまよう影。

そしてまた、今夜も部室兼倉庫に明かりが灯る。雨はまだやまない。

■出演
小川哲也 越塚学(文学座)  鈴木大倫 丸山雄也

■公演日程 
2018年10月19日(金)―22日(月)
19日(金) 19:30
20日(土) 14:00/18:30☆
21日(日) 14:00/18:30☆
22日(月) 15:00/19:30

受付開始は開演の45分前、開場は30分前を予定
☆…アフタートーク
20日(土) 稲葉賀恵(演出家/文学座)
21日(日) 中野敦之(劇団唐ゼミ☆代表/演出家/神奈川芸術劇場館長室)

■上演時間
約90分を予定(休憩なし 変更の可能性あり)

■会場 新宿眼科画廊
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
TEL 03-5285-8822

■入場料 全席自由・税込 
カルテットオンライン(当日精算のみ)
一般  3300円
ペア 6000円
ユース(26歳以下) 2000円(要証明書)
高校生以下 1000円(要学生証)

演劇パス(要事前決済)
一般 2700円

当日券
一般  3500円
ユース(26歳以下) 2500円(要証明書)
高校生以下 1000円(要学生証)

カルチベートチケット
2000円(公演当日、劇場受付のみでの取扱)

2018年 9月8日(土) 12時予約受付開始

■ご予約はこちらから。 
【当日精算でのご予約】カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/hiraoyogihonten5th
【クレジット決済でのご予約】演劇パス
https://engeki.jp/pass/events/detail/472
※予約受付締め切り→各公演当日0:00まで

■スタッフ
舞台監督・照明:浅見拓(劇団 てんしん)/音響:丸田裕也
宣伝美術:Ribitt’s works/主催・企画製作:平泳ぎ本店

■「三冠受賞タッグ 武重守彦(めがね堂)×平泳ぎ本店 再び」
去る2018年1月、平泳ぎ本店は公募された60本以上の作品の中から選ばれた『机上の空論』(作・武重守彦氏)を上演する”戯曲選抜チーム”として第3回神奈川かもめ短編演劇祭に参加し、戯曲賞・観客賞・かもめ賞(最高賞)の三冠を受賞。
本公演では、その三冠に輝いた『机上の空論』の作者、武重守彦氏(めがね堂)と再びタッグを組み、書き下ろしの新作を上演。
平泳ぎ本店と武重氏が、劇作家/俳優というお互いの領分での仕事をさらに深化させ、「言葉の芸術たる演劇でしかできないことを」さらにストイックに追い求める挑戦作。

もっと詳しく→マグカル 三冠受賞記念インタビュー https://magcul.net/topics/97331

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■武重守彦 Morihiko Takeshige
1973年、東京都生まれ。愛知県育ち。学習院大学法学部政治学科卒。
書籍編集者として約10年の会社員生活を送った後、フリーランスのライターとして独立したのを機に演劇ユニット・めがね堂の立ち上げに参加、演劇活動を再開。
2015年『銀河鉄道の夜~ミヤザワケンジ・モディファイド~』(第4回せんだい短編戯曲賞最終候補)以降の全公演で作・演出を務める。
他の作品に『間の女』、『机上の空論』、『新宿の紫のバラ』等がある。

■松本一歩 Kazuho Matsumoto
1989年生まれ 愛知県出身 早稲田大学文学部演劇映像コース卒。
シンプルなものと過剰なもの、素朴なものと込み入ったもの、わかるものとわからないもの、あるいは様式的な美しさと生身の俳優の魅力と、相反する二つのものを舞台の上に両立させる上演を志す。
「言葉でもって言葉を超える瞬間」や「言葉の芸術なのに『言葉に出来ない』瞬間」を追求する。「いいポンコツ」。

■平泳ぎ本店 Hiraoyogi Co.
2015年より活動開始。メンバーが主に俳優であり、劇作家をもたない。
俳優自身の発想を基に、ディバイジング(集団創作)により様々な演劇手法を駆使しつつ、凝ったシーンを造形していく創作方法に特徴がある。
「真剣に演劇について悩んで、真剣に演劇を愛する」(クリス・グレゴリー氏)。
2018年、第3回かもめ短編演劇祭にて戯曲選抜チームとしてかもめ賞(最高賞)を含む三部門を受賞。
オリジナル作品での海外公演を当面の最大の目標とする。野外劇の上演ももくろむ。

■「夢は一人で見るものでなく、」
平泳ぎ本店では一緒になって演劇について考え、演劇を通じて誰かと関わることにわくわくしてくれる人を、いつも心から求めています。
そして、関わってくれる人を想像したこともない場所へ連れていきたいと願っています。
特に主宰の私がポンコツなので、ドラマトゥルク・演出助手になってくれる人が必要です。
もしピンと来るものがあれば、いつでもメールやDMにてご連絡ください。
主宰・松本一歩

■なんで「平泳ぎ」「本店」?
・競泳4種目の中で最もスピードが遅い(資本主義経済にもとる非効率的な営み≒演劇)
・水の抵抗を減らし、無駄を削ぎ落とすように身体をコントロールすることでより速く泳ぐことを目指す「技術」の泳法である
・技術を極めれば形態的に不利な日本人でも北島康介選手の様に世界で戦える
・競泳選手=アスリート(≒俳優)
・俳優として我々も技術にこだわりたい
・その気になれば航続距離がきわめて長い(演劇界を長く遠くまで泳ぎたい)
・紀伊國屋書店新宿「本店」並みの「大体揃う」ラインナップを目指す(俳優、技芸、扱う作品等)

■お問合せ
TEL:090-4099-2941(劇団)
Mail:hiraoyogihonten@gmail.com