第3回 #新潟劇王 のご報告。

先のゴールデンウィークに新潟、りゅーとぴあにて開催されました第3回新潟劇王が無事に終了しました。

Bブロックを突破し2年連続で決勝へと進出することができたものの、優勝は叶いませんでした。

ほかならぬ新潟のことを想いながらつくってきた作品を、あのりゅーとぴあの劇場で二回も上演できたことをたいへん光栄に、ありがたく思います。

優勝された塩会の皆様、おめでとうございました!!!

個人的には昨年「と、とんでもない俳優さんがいる!!」と圧倒された中央ヤマモダンの山本さんと決勝で再びあいまみえることができ、大変光栄でした。

私自身A,Cブロックの10作品をすべて拝見することができ、高校演劇、趣向の異なる一人芝居や、妖怪のような怪優さんが蠢く怪作まで、多種多様な作品のラインナップに新潟に集まった演劇と新潟の演劇を支える方々の奥行きを感じ、ひとりの観客としてとても楽しませていただきました。

決勝戦が始まる前、審査員の方々お一人お一人の新潟へ寄せられる想いを伺いながら、新潟という地で劇王という大会に参加できることのありがたさをあらためて感じることができました。

サービスエリアにて、信濃川の流れを望みながら。photo by Kyono Hirose

新潟入りしてからもストレスなく、安心して本番にのぞむことができたのは進行を管理してくださった実行委員会の皆様、そしてものすごく親身に支えてくださったりゅーとぴあの劇場職員の皆様のおかげです。

そしてなによりも劇場に足を運んでくださった皆様のおかげで予選を突破することもでき、二回もこの作品を上演することができました。

photo by Kyono Hirose

審査員の皆さんも口々に話されていましたが、新潟劇王に思いを寄せ、二年連続で参加させていただいた県外の一団体として新潟劇王のこれからのますますの発展と継続、さらなる飛躍を、心からお祈りしています。

よく晴れた5月の新潟は新緑が美しく、最高でした。photo by Kyono Hirose

魅力的な審査員の方々からいただく講評や新しい観客の皆さんとの出会い、旅をして行った先で作品を発表するという経験と、りゅーとぴあの劇場というとても素晴らしい環境で作品を発表できる類まれな機会、そしてとにかく美味しい新潟の土地のものの数々に、私たちはずっと感激しっぱなしでした。

帰京前、廻転寿司 弁慶にて。

東京のみならず、ぜひ県外からももっとたくさんの劇団の方々が、毎年ゴールデンウィークに新潟を目指すような大会になってくれたらいいなと心から思います。

また新潟まではいらっしゃれなくとも今回の平泳ぎの創作を気にかけていただいたり、東京でのオープンリハーサルにいらしてくださった皆様のおかげで、この作品を最善の形で新潟へと届けることができたと思います。

photo by Kyono Hirose

短いリハーサル期間、そして新潟入りしてからのハードなスケジュールの中で作品をよくするためにベストを尽くしてくれた平泳ぎ本店の面々にも、心からの感謝を申し述べたいと思います。

また衣裳、小道具、ドライバーとして大車輪の活躍で今回の新潟遠征を支えてくれ、予選では思いきり暴走してしまうトラブルに見舞われながらも見事にトキを操縦してくれた廣瀬響乃さんにも感謝を申し上げたいと思います。

舞台を爆走したラジコントキ。photo by Kyono Hirose

今回の戯曲の執筆にあたって多大な力を貸してくださった熊本の不思議少年の大迫旭洋さん、そして短編戯曲講座の皆さん、音源の用意に力を貸してくださった丸田裕也さん、かぶりものを製作してくださったマスカラ・ファブリカさん、稽古場から新潟滞在まですべての映像を記録してくれた田中・∞・博さんにも、心からの感謝を申し上げます。

そうしていろんな方に支えてもらいながら、最後の最後で俳優たちに勝たせてあげられなかったことにこうした演劇のコンクールの難しさと、集団を率いる主宰としての力不足を感じながら、この悔しさをきちんと次の表現に昇華できるよう今日からまた研鑽を積んで参りたいと思います。

この度は誠にありがとうございました。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

りゅーとぴあの空中庭園にて。photo by Tanaka ∞ Hiroshoi

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