【出演情報】 『唐版 風の又三郎』劇団唐ゼミ☆

平素より大変お世話になっております。平泳ぎ本店 主宰の松本です。

このたびいつもお世話になっている劇団唐ゼミ☆さんの公演へ、弊本店より小川・松本・丸山の三名が参加することになりました。

【『唐版 風の又三郎』あらすじ】
宇都宮のホステスであるエリカは、客である航空自衛官:高田三郎に恋するが、
高田は隊の戦闘機を乗り逃げし、海の藻屑と消える。
どうしても高田を思いきれぬエリカは、彼の死の謎を追って
元の上司たちが転職している代々木のテイタン(帝國探偵社)に辿り着く。
そこが女人禁制ゆえに、男装して探偵たちに迫るエリカだったが、
名前を訊かれ、とっさに「風の又三郎」を名乗ってしまう。

一方、精神病院を脱走した熱烈な宮沢賢治読者の青年:織部は、男装のエリカを見かけ、
思わず「風の又三郎さんではありませんか?」と問いかける。
偶然一致した呼び名をきっかけに協力するようになった二人は、
帝國探偵社の奥で、棺に眠る高田三郎に辿り着くが・・・。

上記登場人物のうち、高田三郎を小川哲也が、織部を丸山雄也が勤めます。

劇団唐ゼミ☆ 第30回特別公演 延長戦!
唐十郎の最高傑作! 今度は浅草で飛ぶ!!!
『唐版 風の又三郎』
作=唐十郎  演出=中野敦之

【公演日程/場所】
2021年
10月12日(火)〜17日(日)
開演15:30(開場15:10)
場所:浅草花やしき裏 特設テント劇場

予約方法、公演詳細はこちらの唐ゼミ☆さんページよりご確認ください。

小川哲也コメント
こういう状況になって、自分はなぜ今演劇をやるのかということを常々考えます。はっきりとは答えは出ません。
ただ、稽古場に行き、考え、また稽古場に行き、また考える、そういう生活を改めてしていると、ああ生きているな、としみじみ思います。それが出来ることがありがたい事なんだな、と。自分の悦びのために芝居をしているのかもしれません。
こんな身勝手をしているんだから、せめて観に来てくれる方に、応援してくれる方に、良い時間を過ごしていただけるよう精一杯を尽くします。テントでお待ちしています。

丸山雄也コメント
劇団唐ゼミ⭐︎『唐版 風の又三郎』に
参加することとなりました。宮沢賢治をこよなく愛する織部という役です。
僕はもともと自分の言葉を用いて、特にTwitterやFacebookなどSNS上で表現をすることが苦手です。今年に入ってからはそれに拍車がかかり殆ど更新をしなくなりました。
苦手に加えて、この時世・今、生きていながら自分が語る言葉がみつからない、自身の言葉を外に向ける気になれないといいますか。
そんなことだから演出の中野さんからも
「言葉(台詞)が内にこもっている」と言われてしまうのかもしれませんが、それは二重にマスクをして稽古をしている所為だと思いこみ、外に外に向かっていくようにしています。
自分が(を)語る言葉は、中々見つけられません。
だからせめて役として頂いた言葉には誠実に、身体ごと向き合いたいと思っています。
テントで闘う松本一歩・小川哲也・丸山雄也をぜひ観にいらしてください。

松本一歩コメント
かつて思うような創作ができなかったせんがわ劇場演劇コンクールでの上演を観ていただいた後にロビーで「俳優はいいんだから頑張れ」と声を掛けてくださったのが他ならぬ唐ゼミ☆の中野さんでした。
そしてまた別の機会に「こういうコンクール(神奈川かもめ短編演劇祭)があるのだけど出てみない?」と声を掛けてくださったのも中野さんでした。
あの時あのタイミングで声を掛けて貰えることがなかったら、思いの外簡単に平泳ぎ本店という団体はなくなっていたかもしれません。
そうした恩返しの意味も込めて、平泳ぎなりの「バリッとそろった役者体」で『唐版 風の又三郎』の矩を踰える膂力となりたいと思います。

引き続き決して予断を許さない厳しい状況ではありますが、換気消毒マスク着用に二度のワクチン接種と平泳ぎの一同細心の感染症対策を重ね、その一翼を担えるよう勤めたいと思います。

決して無理を申し上げることはできませんが、よろしくお願いいたします。

お問い合わせなどありましたら下記アドレスまでお願いします。
hiraoyogihonten@gmail.com (平泳ぎ本店 松本)