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平泳ぎ本店『英雄たち』盛岡試演会 開催決定! 

2025年5月 平泳ぎ本店 第9回公演 『英雄たち』 盛岡試演会
作=秋浜 悟史
演出=岩澤 哲野(theater apartment complex libido:)

2025年 5月15日(木)19:00
いわてアートサポートセンター 風のスタジオ(盛岡)

公演詳細

2025年5月15日(木)19:00開演

*受付、開場時間は各回開演の30分前
*上演時間 約70分
*終演後アフターイベント、交流会を予定
*ファシリテーター:岩澤哲野

◎チケット料金(当日精算のみ)

一般 1500円
U-25 1000円
高校生以下 無料予約方法:シバイエンジン
https://shibai-engine.net/prism/webform.php?d=7bsmc5gv

☆付帯企画
「舞台俳優のためのファンダメンタルin盛岡」

5月14日(水)19:00-21:00
@風のスタジオ
参加費:500円

平泳ぎ本店が毎週水曜日に実施している「舞台俳優のためのファンダメンタル(基礎トレーニング)」を盛岡、風のスタジオで実施します。

俳優の力で演劇を立ち上げ、空間に働きかけられるようにするためにふだんどういう取り組みをしているか、シェアする時間にできれば幸いです。

申し込み方法:参加希望の方は、メールのタイトルを「ファンダメンタル盛岡参加希望」として、hiraoyogihonten@gmail.com まで、5月12日(月)23:59までにお名前を沿えてご連絡ください。折り返し内容についての詳細をお送りします。

【ファンダメンタルとはなにか、詳細】
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n4b2140f05ea8

クラウドファンディングに挑戦しています!6月7日23:59まで

いつもたいへんお世話になっております。
日頃から平泳ぎ本店の活動を気にかけて下さいまして、誠にありがとうございます。
平泳ぎ本店 主宰の松本一歩です。

私たちにとってはじめての野外劇が、いよいよ今週金曜日の5月17日から開幕いたします。この企画を考えるにあたって

「カンパニーとしてもこれまで長く活動してきた新宿区、早稲田・高田馬場の街に演劇を通じてすこしでも恩返しできればと願いつつ、新たに走り出したばかりの戸山公園野外演劇祭という場が、ささやかでも若い人たちにとって新しい表現に挑戦するゆりかごのような場所に育ってくれたらという希望を次につなげる公演にしたいと思っています。」

と書いたのですが、その気持ちを実際にひとつの形にするためにカンパニーとして9年ぶり二度目のクラウドファンディングに挑戦することになりました。

【平泳ぎ本店 クラウドファンディングについて】
「一枚の舞台の床が、才能のゆりかごに。
野外で自由に演劇を上演できるようにするための所作台をつくりたい。」
実施期間は5/9木の21:00から、6月7日23:59までです。
プロジェクトページURL
https://motion-gallery.net/projects/hiraoyogi_toyamaopenairtheater

お忙しいことと存じますが目を通していただけるだけでも、拡散していただけるだけでも私たちにとってとても心強い後押しになります。

今回の私たちの公演に限らず、これから先も「戸山公園には野外演劇をできる場所があるのだな」ということを、気にかけていただければ幸いです。

【公演情報】
平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co. 第8回公演
戸山公園野外演劇祭参加作品
『若き日の詩人たちの肖像』
2024年 5月17日(金)ー19日(日)
各日18時30分開演(17時45分受付開始・開場)
※雨天決行

於:戸山公園(箱根山地区)陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡
https://g.co/kgs/Ksc4VNJ

◎チケット好評発売中です!
[PassMarket]
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02czx9t72zj31.html

◎今回の公演について、もっと詳しく
https://hiraoyogihonten.com/2024/02/24/hiraoyogi8th_info/

原作=堀田 善衞(『若き日の詩人たちの肖像』 集英社文庫 1977年)
構成・演出=松本一歩
オブザーバー=藤代修平(SPAC 静岡県舞台芸術センター)

◯出演者
小川哲也 河野竜平 鈴木大倫 松永健資 松本一歩
熊野晋也

◯長野県上田市 犀の角公演
2024年5月25日(土)、26日(日)

平泳ぎ本店として初めてのツアー公演は長野県上田市、犀の角さんへ伺います。
◆犀の角公演詳細
https://hiraoyogihonten.com/2024/04/17/hiraoyogihonten8th_sainotsuno/
◆犀の角公演チケット予約
https://hiraoyogi-sainotsuno2024.peatix.com/view

◯東京公演 チケット料金
一般 3000円
U-25 2000円
高校生以下 1000円
中学生以下 無料
※未就学児観劇可能

こころざしチケット 5000円 
こころざしチケットは、平泳ぎ本店の活動を応援してくださる方へ向けたチケットです。

いろいろな方々が行きたい時にいつでも気軽に足を運べるような演劇を届けられるよう平泳ぎ本店としても努力を重ねて参りたいと考えています。もしもいま余裕のある方は、ぜひ積極的に「こころざしチケット」を通じた支援をご検討いただけますと、劇団にとってものすごく大きく心強い助けになります。

*U-25、高校生チケットを購入のお客様は当日年齢などが確認できる証明書をご提示ください。
*こころざしチケットは各チケット代金との差額で平泳ぎ本店の活動をご支援頂けるチケットです。御礼としてリハーサルの記録をご覧いただける等の特典をご用意しています。
*中学生以下は無料ですが、チケットのご予約はお願いします。

◎チケット好評発売中です!
[PassMarket]
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02czx9t72zj31.html

◎問い合わせ
平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.
担当:松本
MAIL hiraoyogihonten@gmail.com
TEL 090-7860-5600
〔Blog〕 http://hiraoyogihonten.com
〔Twitter〕 @hiraoyogihonten
〔note〕@hiraoyogihonten

◎【かえるのおたま メンバー募集中】
平泳ぎ本店では向こう10年の目標に向けて月額500円のメンバーシップ「かえるのおたま」をはじめました。主宰による毎日の連載をはじめ、日々の創作レポートや記録映像などをお届けします。
もし宜しければぜひ、月額500円で新宿から世界へとつながる平泳ぎ本店の活動を応援してください。
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n04f50b3d02ce

日々の連載ではこんな文章を書いています。

◆20240210 戸山公園野外演劇祭のこと
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n2d60e1248321?sub_rt=share_pw
◆20240229 互いにフラット、互いに自由
https://note.com/hiraoyogihonten/n/nc31c4ec99834?sub_rt=share_pw
◆20240115 勘違いして走る
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n5d2e11fbaa44?sub_rt=share_pw
◆20240211 夢・名も無い舞台俳優の
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n918b6dac0620?sub_rt=share_pw
◆20240505 今ひとたびの、戸山ハイツの夜
https://note.com/hiraoyogihonten/n/nc70aee6f5932?sub_rt=share_pw
◆20240507 みんなで話し続ける
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n674f7adf5e40?sub_rt=share_pw

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

※こうしたメールでのご案内が不要な方がいらっしゃいましたら、件名に「配信停止」と入れていただいて、このままhiraoyogihonten@gmail.com までご返信ください。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

平泳ぎ本店 第8回公演 『若き日の詩人たちの肖像』上田・犀の角公演情報 

◎チケット予約方法
[Peatix]
https://hiraoyogi-sainotsuno2024.peatix.com/
予約受付中!

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co. 第8回公演
『若き日の詩人たちの肖像』
上田・犀の角公演

2024年 
5月25日(土)18時30分 開演
5月26日(日)11時00分 開演

各日開演の30分前より受付開始・開場

於:上田 犀の角
http://sainotsuno.org/access/

原作=堀田 善衞(『若き日の詩人たちの肖像』 集英社文庫 1977年)
構成・演出=松本一歩
オブザーバー=藤代修平(SPAC 静岡県舞台芸術センター)

◯出演者
小川哲也 河野竜平 鈴木大倫 松永健資 松本一歩
熊野晋也

◯上田・犀の角公演 スタッフ
小道具協力=辻本直樹(Nichecraft)
広報・衣裳協力=廣瀬響乃(PMC野郎)
企画制作・主催=平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.

協力=M.M.P サムライプロモーション 大沢事務所 Nichecraft 
ポップンマッシュルームチキン野郎 一般社団法人シアター&アーツうえだ

◯チケット料金
一般 2000円
U-25 1500円
中学生以下 無料(要予約)

※当日は各500円増し
※未就学児観劇可能

こころざしチケット 5000円 
こころざしチケットは、平泳ぎ本店の活動を応援してくださる方へ向けたチケットです。

*U-25チケットを購入のお客様は当日年齢などが確認できる証明書をご提示ください。
*こころざしチケットは各チケット代金との差額で平泳ぎ本店の活動をご支援頂けるチケットです。御礼としてリハーサルの記録をご覧いただける等の特典をご用意しています。
*中学生以下は無料ですが、チケットのご予約はお願いします。

◎チケット予約方法
[Peatix]
https://hiraoyogi-sainotsuno2024.peatix.com/
予約受付中!

◎観劇時の注意事項(できれば)
*土曜日の公演は日の入りに合わせ、定刻での開演となります。どうかお時間に余裕を持ってお越しください。
*お客様の都合によるキャンセル、返金はお受けできません。
万が一、悪天候等で中止の場合はご予約時にいただいたメールアドレスにご連絡いたします。また平泳ぎ本店X、ブログにてお知らせいたします。

◎問い合わせ
平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.
担当:松本
MAIL hiraoyogihonten@gmail.com
TEL 090-7860-5600
〔Blog〕 http://hiraoyogihonten.com
〔X/Twitter〕 @hiraoyogihonten 
〔note〕@hiraoyogihonten

第8回公演 戸山公園野外演劇祭参加作品『若き日の詩人たちの肖像』公演情報 詳細版

平泳ぎ本店の2年ぶりの本公演ははじめての、そして念願の野外劇です。
この公演はカンパニーとしてこれから10年かけて大きな目標を叶えるための挑戦の、記念すべき第一歩、試金石となる公演でもあります。
大切な方々にこの公演に立ち会っていただけるように、すこし詳しく今回の公演の詳細をお伝えします。

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.
第8回公演
戸山公園野外演劇祭参加作品
『若き日の詩人たちの肖像』

◯会場
戸山公園(箱根山地区)陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡
https://g.co/kgs/Ksc4VNJ
(園内マップはここからダウンロードできます)→https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map002.html

平泳ぎ本店が日々の稽古などで長く活動してきた新宿区の戸山公園で「戸山公園野外演劇祭」が開催されることになり、このたび野外劇に挑戦できる運びとなりました。

戸山公園野外演劇祭のいきさつ、野外演劇祭への思いについてはこちらの文章に詳しく

〇公演期間
2024年5月17日(金)〜19日(日)

17日(金)18:30
18日(土)18:30
19日(日)18:30

5月の第三週の週末に、三日間しか上演しません。
すくないステージ数でたいへん恐縮ですが、お見逃しのないようぜひ立ち会っていただければ幸いです。

◯受付、開場時間
各回開演の45分前

◯チケット料金
一般:3000円
U-25:2000円
高校生:1000円
中学生以下:無料
※未就学児観劇可能

*U-25、高校生チケットを購入のお客様は当日年齢などが確認できる証明書をご提示ください。
*中学生以下は無料ですが、チケットのご予約はお願いします。

こころざしチケット:5000円
こころざしチケットは、平泳ぎ本店の活動を応援してくださる方へ向けたチケットです。
*こころざしチケットは各チケット代金との差額で平泳ぎ本店の活動をご支援頂けるチケットです。御礼としてリハーサルの記録をご覧いただける等の特典をご用意しています。

【こころざしチケットについて、すこし詳しく】
平泳ぎ本店では文書、映像でリハーサルの過程を可能な限り記録し残すことで創作の透明性を担保し、観客の方々はもちろんのこと「30年先の人達に見せても恥ずかしくない稽古場」を想定しながら日々稽古をしています。

実際の創作の過程をご覧いただくことで平泳ぎ本店がどのような演劇をつくろうとしているのか、そして稽古場でそれをどういう方法で実現しようとしているのかをより深くご理解いただけると、実際の上演がさらに楽しめるようになることうけあいです。ぜひ応援していただき、平泳ぎ本店の演劇をより深く楽しんでください。

また小劇場ですら「演劇のチケット代が高すぎる」と叫ばれて久しい昨今、平泳ぎ本店でもチケット代はなるべく抑えられるよう、各種助成金に申請するなどの努力を重ねています。一般も価格を抑えて3000円に設定し、若い方にはなるべく負担なく演劇を観てもらえるよう、U-25や高校生以下の方に向けたチケットもご用意しています。

相変わらずの物価高騰が続く今日この頃ではありますが、この先の世の中がどうなるとしても若い方も大人の方も、お金に余裕のある方もない方も、いろいろな方々が行きたい時にいつでも気軽に足を運べるような演劇を届けられるよう平泳ぎ本店としても努力を重ねていきたいと思っています。もしもいま余裕のある方は、ぜひ積極的に「こころざしチケット」を通じた支援をご検討いただけますと、劇団にとってものすごく大きな助けになります。

◯チケット取り扱い
Passmarket
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02czx9t72zj31.html
2024年4月1日(月)20:00より発売開始しています!

◯キャスト
小川哲也
河野竜平
鈴木大倫
松永健資
松本一歩

熊野晋也

今回外部から、熊野晋也さんに出演をお願いしました。
熊野さんは長らく劇団唐ゼミ☆さんで活躍され、野外劇やテント劇といったタフな条件下での上演の経験が豊富な俳優さんです。野外劇『実朝出帆』(劇団唐ゼミ☆、2018年)で小川が、『閃光ばなし』(キョードー東京、2022年)で松永と松本がそれぞれ共演していたりします。
カンパニーとしてはじめての野外劇に挑戦するにあたってとても頼りになる経験と身体能力を備えた熊野さんを迎え、6名の俳優で野外劇にのぞみます。

◯スタッフ
原作=堀田善衞
構成・演出=松本一歩
オブザーバー=藤代修平(SPAC 静岡県舞台芸術センター)

舞台監督=齋藤亮介
小道具協力=辻本直樹(Nichecraft)
宣伝美術=輝蕗、松本一歩
記録写真撮影=北原美喜男
制作協力=加藤じゅんこ(ジエン社)
当日運営=石塚晴日(ぺぺぺの会)
広報・衣裳協力=廣瀬響乃(PMC野郎)
共催=戸山公園サービスセンター
企画制作・主催=平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.

 今回は堀田善衞さんの長編小説を演劇に再構成して上演します。上演時間は約60分を予定しています。
 今回カンパニーにとってはじめての野外劇ということで「絶対に野外に慣れている舞台監督の方を」ということで劇団唐ゼミ☆の齋藤亮介さんに舞台監督をお願いしました。
 小道具協力は安定のNichecraftの辻本さんですが、辻本さんは今回の現場を最後に小道具製作の依頼を大幅に制限されることを発表されており、2015年の旗揚げ公演からお世話になっている平泳ぎ本店としては万感の思いです。一つの区切りとなる公演でこれまでの総決算となるような仕事ができたらと思っています。
 宣伝美術(フライヤーの裏面)は輝蕗さんが担当してくださいました。デザインは言わずもがな、フライヤーの実物の出来も素晴らしく、劇場の折込などでお手にとっていただいた時にはぜひお持ち帰りいただければと思います。このフライヤーの地図を頼りに会場までお越しいただければ幸いです。
 記録写真は北原美喜男さんが撮ってくださいます。2016年の第2回公演から撮っていただいている北原さんは平泳ぎ本店の舞台を一番きれいに撮ってくれます。はじめての野外劇でどんな瞬間がカメラに収められるのか、今からとても楽しみです。
 制作協力は第7回の『俳優の魂』から引き続き加藤じゅんこさんが手伝ってくださっています。今回の公演のチケットのこと、フライヤーのことなどはじゅんこさんの協力のもと全てが進行しています。
 そして当日運営で入ってくださるのが石塚晴日さん。気鋭の若手制作者の一人で、野外劇での当日運営はきっとはじめてだと思いますが果敢に挑んで下さることになりました。
 広報・衣裳協力に昨年の第3回新潟劇王『コメの国の米吉の冒険を記す劇』から引き続いて廣瀬響乃さん。衣裳のコーディネートも今回はすこしこだわる予定です。

◯助成
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 【東京ライブ・ステージ応援助成】

◎観劇時の注意事項
*会場となる陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡へは、戸山公園早稲田口よりお越しいただくとスムーズです。
→他のルートからもお越しになれますが、近隣が入り組んだ住宅街となっており、道を一本間違えると初めていらっしゃった方はかなり迷いやすくなっています。戸山公演早稲田口からのご来場にご協力ください。

*本公演は日の入りに合わせ、毎日定刻での開演となります。戸山公園早稲田口から会場まで徒歩で5分程度かかりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
→日の入りから日没までの、1日の中で一番きれいな時間帯に上演を始めたいと考えています。日の入りは一日に一回しかないため、遅れたお客様がいらっしゃったとしてもどうにも待つことができません。皆様お仕事などでお忙しいことと存じますが、何卒定刻での開演にご協力をお願いいたします。

*野外での公演となります。当日は雨天決行のため、雨の場合は合羽の準備をお願いします。傘の使用はできません。
→観客の皆さまが全員傘を差してしまうと舞台が見づらくなり、台詞も聴き取りづらくなってしまうためです。俳優は雨が降っても傘を差さずに本番にのぞみます。観客の皆さまにはご不便をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

*お客様の都合によるキャンセル、返金はお受けできません。
→恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

万が一、悪天候等で中止の場合はご予約時にいただいたメールアドレスにご連絡いたします。また平泳ぎ本店X、ブログにてお知らせいたします。

皆様のご来場、心よりお待ちしております。

参考資料

松本一歩 Kazuho Matsumoto
1989年生まれ 平泳ぎ本店主宰・俳優・演出。
シンプルなものと過剰なもの、素朴なものと込み入ったもの、わかるものとわからないもの、様式的な美しさと生身の俳優の魅力と、相反する二つのものを舞台の上に両立させる上演を志す。
「言葉でもって言葉を超える瞬間」や「言葉の芸術なのに『言葉に出来ない』瞬間」を追求する。

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.
2015年より活動開始。メンバー全員が俳優であり、俳優主体の創作を行っている。
俳優自身の発想を基に、ディバイジング(集団創作)により様々な演劇手法を駆使しつつ、演技体を織り交ぜ凝ったシーンを造形していく創作方法に特徴がある。
「真剣に演劇について悩んで、真剣に演劇を愛する」(クリス・グレゴリー氏)。
2018年、第3回かもめ短編演劇祭にて戯曲選抜チームとしてかもめ賞(最高賞)を含む三部門を受賞。
コロナ禍による中断を経て『俳優の魂/贋作 不思議の国のニポン演劇盛衰史』(2022年、第2回新潟劇王)、『米の国のコメ吉の冒険をしるす劇』(2023年、第3回新潟劇王)を発表(会場はともにりゅーとぴあ)。
神奈川県庁での特別公演や下北沢の路上演劇祭への参加など、劇場外でのパフォーマンスも得意とする。
①オリジナル作品での海外公演
②未だ誰も想像していない場所での野外劇の遂行
③創作拠点となる劇場の建設

を次の10年の活動目標とする。

「かえるのおたま」
平泳ぎ本店では向こう10年の目標に向けて月額制のメンバーシップ「かえるのおたま」をはじめました。主宰による毎日の連載『蛙読天』をはじめ、日々の創作レポートや記録映像などをお届けします。
もし宜しければぜひ、月額500円で新宿から世界へとつながる平泳ぎ本店の活動を応援してください。
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n04f50b3d02ce

なんで「平泳ぎ」「本店」?
・競泳4種目の中で最もスピードが遅い(資本主義経済にもとる非効率的な営み≒演劇)
・水の抵抗を減らし、無駄を削ぎ落とすように身体をコントロールすることでより速く泳ぐことを目指す「技術」の泳法である
・技術を極めれば形態的に不利な日本人でも北島康介選手の様に世界で戦える
・その気になれば航続距離がきわめて長い(演劇界を長く遠くまで泳ぎたい)
・紀伊國屋書店新宿「本店」並みの「大体揃う」ラインナップを目指す(俳優、技芸、扱う作品等)

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.より新年のご挨拶とお知らせです。

2023年はたいへんお世話になりました。
2024年も平泳ぎ本店の活動にあたたかなご声援とご注目を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年は本公演こそありませんでしたが、5月には旅に出て第3回新潟劇王という短編演劇のコンクールに参加し、6月には今年5月に予定している本公演のための創作とオープンリハーサルを行い、マイペースにゆっくりと歩を進めることができました。

旅へ出た先では新潟・りゅーとぴあで金森穣氏のダンスカンパニーNoismのリハーサルを見学させて頂く機会に恵まれ、世界一線で活躍するカンパニーの姿を一同間近で目の当たりにできたことなど、得難い経験も重ねることができました。

2024年はこれから10年間の目標に向けて、より具体的な活動を充実させていくことができればと考えています。

1.【10年間の活動目標】
2.【2024年5月、野外劇を上演します】
3.【「かえるのおたま」をはじめます。】

1.【10年間の活動目標】

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.は2015年より東京で演劇活動をつづけて来ましたが、いろいろな場所でのさまざまな出会いを経て、これからの10年間で三つのことを叶えたいとはっきり考えるようになりました。

◆1. 未だ誰も想像しない場所での野外劇の上演 
◆2. 海外公演の実施 
◆3. 創造の拠点となるアトリエ(稽古場/劇場)の建設

です。

それぞれの目標の詳細についてはいずれまたどこかでご説明できればと思いますが、「そうした目標に向けて進みはじめたのだな」ということを、頭の片隅にでも置いておいて頂ければ幸いです。

2.【5月、野外劇を上演します】

今年の平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.の本公演として、5月の中ごろに野外劇を上演します。

先に書いた「未だ誰も想像しない場所」というのとはすこしちがいますが、手始めにことし都心某所にて、劇団としてはじめて野外劇に取り組みます。とある小説を演劇として上演する予定です。

続報まで、今しばらくお待ちください。

3.【「かえるのおたま」をはじめます。】

「かえるのおたま」は、これから先の10年間を見据えた活動をより具体的なものとするための、世間一般で”メンバーシップ”とよばれるものです。
https://note.com/hiraoyogihonten/membership
月額500円となるのですが、ご参加いただいた皆様にお届けするコンテンツとしては

  • 主宰の松本による連載(毎日)
  • メンバーによる活動報告(不定期)
  • 日々の創作の経過報告
  • リハーサルの記録動画のシェア
  • 日々のミーティングの議事録のシェア
  • 旅の記録(Vlog)のお届け
  • 公演チケットの割引
  • 過去公演、未公開映像のシェア
  • オフラインでのイベントへのご招待
  • and more…!

といったものを予定しています。

平泳ぎ本店はこれから10年の間に、未だだれも想像しない場所で野外劇を上演し、海外にツアーに飛び出し、そして素敵で唯一無二の劇場兼アトリエを建てるカンパニーへと成長していきます。

それらの目標を叶えるために手段を選ばず、なりふり構わずなんでもするというのではなくて、むしろその試行錯誤の過程をなるべく透明にのこしておきたいと考えました。

過程をひらきオープンにすることで、自分たちの言動や問題意識が実際に劇場に足を運んでくださる観客の皆様やすこし先の未来の人たちからの検証にも耐えるようなものであるよう、常にフェアに創作に取り組みたいという願いもあります。

料理を煮込むときに時間をかけ、ゆっくりと灰汁を掬い、にごりのない透き通ったスープを完成させるような日々になるようにと願いを込めて、題を「かえるのおたま」としました。

2024年からはいよいよ作品の上演だけではなく、公演がない日々もすこしおおきな目標を叶えるための一日一日となります。「かえるのおたま」にご参加いただき、みなさまに並走して頂けることは、これから進む道のりの大きな支えになります。
https://note.com/hiraoyogihonten/membership

末筆ではありますが、まだまだ寒い日々がつづきますので、どうぞご自愛ください。
本年がみなさまにとって実り多い一年となりますよう心よりお祈りしています。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

ごあいさつー俳優という立場からー第7回公演当日パンフレットより

平泳ぎ本店 主宰 松本一歩 

縁あってPLAY/GROUNDという創作ユニットを主宰されている井上裕朗さんという俳優の方のお話を伺ったとき、とても印象的だったのが「おおげさなようだけれど、俳優は数も多い。一つ一つの現場で、そこに関わる俳優ひとりひとりの意識が変われば、世界が変わるかもしれない。」という言葉でした。

おそらくこうした小劇場で演劇の創作に関わる人たちの中では、劇作家よりも演出家よりも、そして他のあらゆるスタッフの数よりも俳優(そして俳優経験者)の方の数が多いのではないでしょうか。

たとえば今回のこのプロダクションでも、とても印象的なフライヤーをデザインしてくださった宣伝美術の藤尾さんも、とにかく高い水準で仕事を遂行される舞台監督の水澤さんも、プロンプターを勤めてくれているいまいさんも制作助手をしてくれている崎田さんも、もともととてもすぐれた俳優さんだったりします。

自分ではない誰かの言葉を受け取り、その背景を想像し、観るものにそれを伝えるというのが俳優の仕事の一つなのだとすれば、いくつもの立場を経験し、それぞれのポジションの人の心情をわかり、汲み取り、リスペクトを忘れず「より良いものにしよう」と真心を込めて創作に携わりその場所を運営する。そうしたいわば「俳優のマインド」をもった一人ひとりのつくり手が主体的に場の運営や創作に携わることで、自ずと心がこもり、うまくいくと人を感激させることができるようになるのかもしれません。

たとえばメディアアーティストの落合陽一さんは「百姓」という言い方をされますが、私の志す演劇でも、完全な分業性というよりもむしろ分け隔てなくすべてのポジションの人が有機的に創作に関わることができるといいなと思っています。若い世代の人口も減少し、ゆるやかに下り坂へと向かっていくこの国にあって、そうして一人一人が自らのポテンシャルを十二分に発揮し、活躍できるような環境やルールの整備が、限られた人と資源を元にして豊かな劇場文化を実現していくためには必要なのだと心から思っています。

これまで通りのつくり方をつづけていては、演劇はどんどん痩せ細り、とても持続して豊かな作品をつくりつづけていかれない。

願わくはこれから先の将来、新しい演劇のありようを考えようとする時、その先頭にひとりひとりの俳優たちが立っていて欲しいと思います。きっと他のどのポジションの人よりも、俳優は優しくなれる。なぜならこれまで、いちばん弱い立場に置かれてきているからです。俳優は尊い。そうして演出家も劇作家も観客もありとあらゆるポジションで演劇に携わっている一人ひとりが尊い。互いの存在に敬意を忘れず、一度きりの人生のなかで演劇の進歩に資することが出来ればと願いながら、私もまた一人の俳優としてこれからの創作を重ねていきたいと考えています。 

※第7回公演当日パンフレットに掲載したものを一部加筆し、再録したものです。2022/09/10

平泳ぎ本店 第7回公演 『俳優の魂/贋作 不思議の国のニポン演劇盛衰史』

平泳ぎ本店 第7回公演 
『俳優の魂/贋作 不思議の国のニポン演劇盛衰史』
2022年 6月23日(木)ー26日(日)
シアター風姿花伝 (目白)

「小劇場から見える空は、今日も青く澄んでいるか?」

第7回公演フライヤー表面

●公演日程 2022年6月23日(木)―26日(日)

23日(木) 19:30
24日(金) 14:00/19:30
25日(土) 14:00/19:00
26日(日) 14:00
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前を予定
※お席へのご案内は当日受付順となります。

●上演時間
約90分(予定)

●会場 シアター風姿花伝
〒161-0032 東京都新宿区中落合2-1-10
http://www.fuusikaden.com/contact.html

●作・演出
松本一歩

●出演
小川哲也 河野竜平 鈴木大倫 丸山雄也 (以上 平泳ぎ本店)
井上夕貴 小川敦子(堂々としたブスはほぼ美人) 平野光代 森彩華 

●入場料 全席自由・税込
カルテットオンライン(当日精算のみ 前売・当日券同料金) 
一般  2500円
U-25 2000円(25歳以下 要身分証)
高校生以下 1000円(当日精算 要学生証)

こころざしチケット 5000円 
こころざしチケットは、入場料との差額で平泳ぎ本店の活動を支援することができるチケットです。

●取扱い 
【カルテットオンライン】 
https://www.quartet-online.net/ticket/hiraoyogihonten7th
※予約受付締め切り→各公演前日23:59まで

●スタッフ
舞台監督=水澤桃花(箱馬研究所)
オブザーバー=藤代修平(SPAC 静岡県舞台芸術センター)
照明=佐藤佑磨(LEPUS)
音響=深澤大青(しあわせ学級崩壊)
音響操作=大嵜逸生
小道具=辻本直樹(Nichecraft)
宣伝美術=藤尾勘太郎
記録写真撮影=北原美喜男
記録映像=岡本俊
当日運営=加藤じゅんこ(ジエン社)
制作助手=崎田ゆかり(ゲッコーパレード)
プロンプター=いまい彩乃
パシフィックサウリー=田中・∞(エイティ)・博
企画制作・主催=平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.

●あらすじ
稽古場でのハラスメントが元で息絶えた俳優が異空間に転生し、ニポン演劇盛衰史の授業を受ける。先生はミスラだが、成績のよくない生徒は呪(まじな)いをかけられてしまう。
限定される演技体。曲解される演劇史。俳優へと宛てられた手紙。
して、俳優よ。
小劇場から見える空は今日も青く澄んでいるか?
俳優の魂のゆくえは。

●松本一歩コメント
つねづね稽古場でつくれるのは作品の半分までで、もう半分は劇場で、観てくれる観客の方が満たしてくれるのだと考えています。そう考えた時、劇場で観客と作品とを繋いでくれるのは他ならぬ俳優であり、その俳優のポテンシャルを引き出し、いかに生命力に満ち溢れモリモリと活きのいいパフォーマンスを引き出すことができるか、ということに劇作/演出としての私の興味はあります。(私自身もまた、俳優でもあります。)
演劇について、どこまでも演劇と演劇にまつわるさまざまなことについて現在進行形で語るこの作品が普遍性を獲得しうるか?というのが、第2回新潟劇王から持ち帰ってきたひとつの課題となりました。
この課題にもまた、演出でも劇作でもなく俳優の力をもって、東京は目白、シアター風姿花伝にて正々堂々と答えたいと考えています。
ご期待ください。

●松本一歩 Kazuho Matsumoto
1989年生まれ 平泳ぎ本店主宰・俳優・演出。
シンプルなものと過剰なもの、素朴なものと込み入ったもの、わかるものとわからないもの、様式的な美しさと生身の俳優の魅力と、相反する二つのものを舞台の上に両立させる上演を志す。
「言葉でもって言葉を超える瞬間」や「言葉の芸術なのに『言葉に出来ない』瞬間」を追求する。

●平泳ぎ本店 Hiraoyogi Co.
2015年より活動開始。メンバー全員が俳優であり、俳優主体の創作を行っている。
俳優自身の発想を基に、ディバイジング(集団創作)により様々な演劇手法を駆使しつつ、凝ったシーンを造形していく創作方法に特徴がある。
「真剣に演劇について悩んで、真剣に演劇を愛する」(クリス・グレゴリー氏)。
2018年、第3回かもめ短編演劇祭にて戯曲選抜チームとしてかもめ賞(最高賞)を含む三部門を受賞。
コロナ禍による中断を経て2022年5月、第2回新潟劇王(りゅーとぴあ)にて『俳優の魂/贋作 不思議の国のニポン演劇盛衰史』を上演、15団体中2位。
神奈川県庁での特別公演や下北沢の路上演劇祭への参加など、劇場外でのパフォーマンスも得意とする。
①オリジナル作品での海外公演
②未だ誰も想像していない場所での野外劇の遂行
③創作拠点となる劇場の建設
を次の10年の活動目標とする。

〔Blog〕 http://hiraoyogihonten.com
〔Twitter〕 @hiraoyogihonten
TEL:090-7860-5600
Mail:hiraoyogihonten@gmail.com

●「夢は一人で見るものでなく、」
平泳ぎ本店では一緒になって演劇について考え、わくわくしてくれる人をいつも心から求めています。
「演劇が好き」という気持ちを大切に、望みうるかぎり真摯に丁寧な作品づくりをこころがけています。
俳優、制作、演出、ドラマトゥルクなど、各セクションで力になってくれる方が現れると、今後もより盤石の構えで作品をつくり続けていくことができます。
もし何かピンとくる方がいらっしゃれば、いつでもご連絡をお待ちしています。

●なんで「平泳ぎ」「本店」?
・競泳4種目の中で最もスピードが遅い(資本主義経済にもとる非効率的な営み≒演劇)
・水の抵抗を減らし、無駄を削ぎ落とすように身体をコントロールすることでより速く泳ぐことを目指す「技術」の泳法である
・技術を極めれば形態的に不利な日本人でも北島康介選手の様に世界で戦える
・その気になれば航続距離がきわめて長い(演劇界を長く遠くまで泳ぎたい)
・紀伊國屋書店新宿「本店」並みの「大体揃う」ラインナップを目指す(俳優、技芸、扱う作品等)

第7回公演フライヤー裏面

丸山雄也 出演見合わせのお知らせ

平素より平泳ぎ本店を応援いただきありがとうございます。

5月30日から上演の『英雄たち』に出演予定だった丸山雄也が諸般の事情により出演を見合わせることになりました。

出演者の変更につきましてお詫び申し上げます。

丸山は出演を見合わせることになりましたが、『英雄たち』の創作には関わって参りますので、引き続き平泳ぎ本店並びに『英雄たち』をよろしくお願いいたします。

なお、今回の件に伴うご予約のキャンセル、払い戻しはございません。

何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

2025年4月24日 平泳ぎ本店 主宰 松本一歩

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co. 第9回公演『英雄たち』 公演情報第一弾

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co. 第9回公演『英雄たち』 公演情報第一弾

作=秋浜 悟史
演出=岩澤 哲野(theater apartment complex libido:)

戸山公園(箱根山地区)野外演奏場跡

https://maps.app.goo.gl/bEea1psenNEsvLzn9

2025年5月30日(金)ー6月1日(日)
毎日18:30開演

◯主宰コメント 「わたしたちはどこへ行けるのだろうか」

69年前に書かれた戯曲『英雄たち』を上演しようと思いました。

戸山公園野外演劇祭はもともと、コロナ禍によって発表の機会を失った学生さんたちが戸山公園の方に「ここで演劇ができないか」と打診したことから始まりました。

世界を覆った流行病という大きすぎる障壁を前にしてあらゆる劇場がその活動を止めざるを得なかったときに唯一、当時学生だった彼らが演劇を発表することのできた場所がこの戸山公園の野外演奏場跡地という場所でした。

そうして感染症が落ち着いてみると、たとえば東京では小劇場のつくり手と観客を強く支えてくれていたこまばアゴラ劇場が閉館することになり、東京のみならず全国各地でいくつもの劇場が閉館し、演劇のつくり手たちは作品を自由に発表する場所を失いつつあります。

つくりたいのは、新しい広場であり解放区です。

この公演は、だからそうした決して楽観的には眺められない現実を前にした私たちがこれから先どこへ向かうことができるのかを見定めるための公演です。

秋浜悟史さんの『英雄たち』は、氏がまだ大学に在学していたころ、第一作として発表した作品です。そこに描かれているのは「どこへ向かうかは皆目見当がつかないが、ここではないどこかへ向かいたいのだ」という、若者の鬱屈としたエネルギーです。

東京のみならず日本も、世界も、見通しが決して明るい訳ではありません。

それでもなお。

何かがこの社会を変えていく可能性があるのだとすれば、それは広場に集まる人々、彼ら/わたしたち自身ではないでしょうか。

かつてロマンロランは言いました。「広場に一本の杭を立てろ。そうすれば祭りが始まる」と。

黙っていたって、誰かがこの状況を打開してくれる訳ではない。だから、どうですか。そこに飾られることになる花がどんなものだか、一緒に確かめてみてはくれませんか。

平泳ぎ本店 主宰 松本一歩

◯作品紹介

『新劇』1956年11月号にて発表。
秋浜悟史が早稲田大学演劇科在学中、自由舞台の夏休み地方巡演のために書き下ろした作品。
戦後の六・三・三教育を受けた劇作家の最初の登場であった。
敗戦による大人たちの変貌と戦後民主主義の挫折を観たものによって描かれた若い英雄たちの解放された関係は、戦後民主主義による教育を素直に吸収した健康さによって支えられており、当時の読者に新鮮な印象を与えた。

(三一書房 『現代日本戯曲大系 第三巻』解題より 一部抜粋)

(以下できれば載せたい項目)

◯劇作家プロフィール

秋浜悟史 Akihama Satoshi

https://playtextdigitalarchive.com/author/detail/319

(戯曲デジタルアーカイブ 劇作家プロフィールより )

1934年、岩手県生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒業。
在学中の1956年に『英雄たち』を発表。
1962年より劇団三十人会に参加し、1967年『ほらんばか』で第1回紀伊国屋演劇賞を受賞。
1969年に『幼児たちの後の祭り』で第14回岸田國士戯曲賞を受賞。
岩手を舞台にした方言を駆使した戯曲が多い。
1994年には全国初の県立劇団である「兵庫県立ピッコロ劇団」の初代代表に就任。
1998年、同劇団で演出をした『わたしの夢は舞う・會津八一博士の恋』が第32回紀伊國屋演劇賞団体賞と文化庁芸術祭賞<演劇部門>優秀賞を受賞。
2005年に逝去。

◯演出プロフィール

岩澤哲野 Iwasawa Tetsuya

theater apartment complex libido:代表。演出家。1990年、千葉県松戸市生まれ、在住。

既存の文学作品を中心に創作活動を展開。これまでの演出作品に『青い鳥』(モーリス・メーテルリンク)、『呉将軍の足の爪』(パク・ジョヨル)、原案として「イソップ寓話」や落語の「たちぎれ線香」、筒井康隆「最後の喫煙者」、画家・板倉鼎、須美子が残した手紙を元にした作品などがある。

2019年に自身のユニットを集団化。団体の拠点を松戸市に定める中で、個人としてもまちづくり会社を通して松戸での活動に従事している。2023年「喫茶スクエア」というまがり喫茶も始めた。

これまでに、静岡を拠点とした地域創造の演劇団体「シアタープロジェクト静岡」に立上げから6年間(2012~2018)、埼玉県富士見市にある公共劇場「富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ」のリージョナルカンパニーACT-Fに3年間(2016~2019)所属し、地域創造の活動に積極的に参加してきた。2018・19年、特定非営利活動法人鳥の劇場が主催する「若手演劇人の作品向上、社会との関係づくり支援事業」に継続して参加。2019年には東京芸術祭のAPAF.Labのメンバーに選出される。

利賀演劇人コンクール2017にて優秀演出家賞(二席)を受賞。BeSeTo演劇祭2018(韓国開催)に日本代表として参加。急な坂スタジオ・サポートアーティスト(2018-2022)。omusubi 不動産 まちのコーディネーター。科学と芸術の丘まちディレクター(2023-)。一般社団法人SOW 代表理事(2024-)

https://www.tac-libido.com

◯「かえるのおたま」

平泳ぎ本店では向こう10年の目標に向けて「かえるのおたま」をはじめました。
主宰による毎日の連載をはじめ、日々の創作レポートや記録映像などをお届けします。
もし宜しければぜひ、月額500円で新宿から世界へとつながる平泳ぎ本店の活動を応援してください。
https://note.com/hiraoyogihonten/n/n04f50b3d02ce

◯問い合わせ

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.
担当:松本
MAIL hiraoyogihonten@gmail.com 
TEL 090-7860-5600
〔Blog〕 http://hiraoyogihonten.com
〔Twitter〕 @hiraoyogihonten
〔note〕@hiraoyogihonten

【出演情報】劇団唐ゼミ☆第31回公演『鐵假面』【コメントあり】

2024年3月20日(水)から24日(日)に上演される劇団唐ゼミ☆さんの第31回公演『鐵假面(てっかめん)』に、平泳ぎ本店より丸山雄也、松本一歩の二名が出演いたします。

劇団唐ゼミ☆ 第31回公演
『鐵假面(てっかめん)』
作:唐十郎 演出:中野敦之

2024年3月20日(水祝) 〜24日(日) (全5回)
16:30開演(16:15開場)
横浜 大通り公園<石の広場>特設劇場
JR京浜東北線「関内駅」 徒歩3分
市営地下鉄「関内駅」「伊勢佐木長者町駅」下車 徒歩3分

<チケット予約>
2月18日(日)10:00〜発売開始!
https://stage.corich.jp/stage/296874/ticket_apply

<チケット>
早割(事前振込)3,800円 ※2/29まで
前売予約(当日精算)4,300円 
当日 4,500円
こども(中学生まで) 1,000円
※受付、当日券の販売は15時30分から。
※全席自由。チケットに記載されている番号順でのご入場となります。
(チケット番号は開場時間を過ぎると無効です。)

出演>
津内口淑香、林麻子
松本一歩、丸山雄也、鷲見武
ヒガシナオキ、佐藤昼寝、井手晋之介、宇野雷蔵
赤松怜音、三木香、佐野眞一
丸山正吾

平泳ぎ本店より出演します丸山雄也、松本一歩よりそれぞれコメントが届いています。

【丸山雄也】
平泳ぎ本店を気にかけてくださり、ありがとうございます。丸山雄也です。
有り難くも、二度目の唐ゼミ出演となりました。今回は野外特設劇場にて立ち上げる『鐵仮面』。私ごとながら、前回の唐版『風の又三郎』以降も幅広いジャンルの演劇に触れる機会を頂き、自分なりに言葉と身体を磨いて参りました。
それらを捨て、時に携え、座組みの皆さんと圧倒的に没入し、俯瞰し、2024年の『鐵仮面』を大好きな横浜に立ち上げる一助になれればと思います。
そして、何よりも大変な時世のなか劇場・(もはや劇場でもない!!)”場”に足を運んでくださる方々のことを想い、精一杯稽古、本番に尽力したいと思います。
情念渦巻く春、唐ゼミさんの『鐵仮面』を
ぜひご観劇ください!

稽古場にて、丸山雄也

【松本一歩】
 前回出演させていただいた浅草花やしきでの『唐版 風の又三郎』(2021年)は、コロナ禍の影響を色濃く受けた中での上演となりました。あれから三年の月日が経ち、先の公演の直後に唐ゼミの中野さんはイギリス・ロンドンへと留学されました。世界的なパンデミックの最中、言葉の通じぬ異国の土地で自分の国の言葉を読み込んだ経験はおそらく演出家としての中野さんの何かを強く刺激したのではないかと想像します。
 今回の『鐵假面』はだから、唐さんの劇世界を通じた日本人論になるもののようです。劇中で繰り広げられる因果な物語の数々を通じて描かれんとする鐵假面の横顔は、他ならぬ私たち自身なのだということを逃げずにこの身に引き受けながら、横浜・関内の地での上演に、俳優としてのもてる全力を注ぎたいと思います。

稽古場にて、松本一歩

劇団唐ゼミ☆さんによる、横浜 大通り公園<石の広場>特設劇場での「圧倒的に特別」な野外劇。

ご期待ください!

20240201 横浜それは特権的な、|平泳ぎ本店 H i r a o y o g i C o . @hiraoyogihonten #note https://note.com/hiraoyogihonten/n/n09284160b82d

平泳ぎ本店では、向こう10年の目標に向けたメンバーシップ、「かえるのおたま」をはじめました。ぜひ応援をよろしくお願いします。

「かえるのおたま」について。|平泳ぎ本店 H i r a o y o g i C o . @hiraoyogihonten #note #かなえたい夢 https://note.com/hiraoyogihonten/n/n04f50b3d02ce

第3回 #新潟劇王 のご報告。

先のゴールデンウィークに新潟、りゅーとぴあにて開催されました第3回新潟劇王が無事に終了しました。

Bブロックを突破し2年連続で決勝へと進出することができたものの、優勝は叶いませんでした。

ほかならぬ新潟のことを想いながらつくってきた作品を、あのりゅーとぴあの劇場で二回も上演できたことをたいへん光栄に、ありがたく思います。

優勝された塩会の皆様、おめでとうございました!!!

個人的には昨年「と、とんでもない俳優さんがいる!!」と圧倒された中央ヤマモダンの山本さんと決勝で再びあいまみえることができ、大変光栄でした。

私自身A,Cブロックの10作品をすべて拝見することができ、高校演劇、趣向の異なる一人芝居や、妖怪のような怪優さんが蠢く怪作まで、多種多様な作品のラインナップに新潟に集まった演劇と新潟の演劇を支える方々の奥行きを感じ、ひとりの観客としてとても楽しませていただきました。

決勝戦が始まる前、審査員の方々お一人お一人の新潟へ寄せられる想いを伺いながら、新潟という地で劇王という大会に参加できることのありがたさをあらためて感じることができました。

サービスエリアにて、信濃川の流れを望みながら。photo by Kyono Hirose

新潟入りしてからもストレスなく、安心して本番にのぞむことができたのは進行を管理してくださった実行委員会の皆様、そしてものすごく親身に支えてくださったりゅーとぴあの劇場職員の皆様のおかげです。

そしてなによりも劇場に足を運んでくださった皆様のおかげで予選を突破することもでき、二回もこの作品を上演することができました。

photo by Kyono Hirose

審査員の皆さんも口々に話されていましたが、新潟劇王に思いを寄せ、二年連続で参加させていただいた県外の一団体として新潟劇王のこれからのますますの発展と継続、さらなる飛躍を、心からお祈りしています。

よく晴れた5月の新潟は新緑が美しく、最高でした。photo by Kyono Hirose

魅力的な審査員の方々からいただく講評や新しい観客の皆さんとの出会い、旅をして行った先で作品を発表するという経験と、りゅーとぴあの劇場というとても素晴らしい環境で作品を発表できる類まれな機会、そしてとにかく美味しい新潟の土地のものの数々に、私たちはずっと感激しっぱなしでした。

帰京前、廻転寿司 弁慶にて。

東京のみならず、ぜひ県外からももっとたくさんの劇団の方々が、毎年ゴールデンウィークに新潟を目指すような大会になってくれたらいいなと心から思います。

また新潟まではいらっしゃれなくとも今回の平泳ぎの創作を気にかけていただいたり、東京でのオープンリハーサルにいらしてくださった皆様のおかげで、この作品を最善の形で新潟へと届けることができたと思います。

photo by Kyono Hirose

短いリハーサル期間、そして新潟入りしてからのハードなスケジュールの中で作品をよくするためにベストを尽くしてくれた平泳ぎ本店の面々にも、心からの感謝を申し述べたいと思います。

また衣裳、小道具、ドライバーとして大車輪の活躍で今回の新潟遠征を支えてくれ、予選では思いきり暴走してしまうトラブルに見舞われながらも見事にトキを操縦してくれた廣瀬響乃さんにも感謝を申し上げたいと思います。

舞台を爆走したラジコントキ。photo by Kyono Hirose

今回の戯曲の執筆にあたって多大な力を貸してくださった熊本の不思議少年の大迫旭洋さん、そして短編戯曲講座の皆さん、音源の用意に力を貸してくださった丸田裕也さん、かぶりものを製作してくださったマスカラ・ファブリカさん、稽古場から新潟滞在まですべての映像を記録してくれた田中・∞・博さんにも、心からの感謝を申し上げます。

そうしていろんな方に支えてもらいながら、最後の最後で俳優たちに勝たせてあげられなかったことにこうした演劇のコンクールの難しさと、集団を率いる主宰としての力不足を感じながら、この悔しさをきちんと次の表現に昇華できるよう今日からまた研鑽を積んで参りたいと思います。

この度は誠にありがとうございました。

平泳ぎ本店 主宰
松本一歩

りゅーとぴあの空中庭園にて。photo by Tanaka ∞ Hiroshoi

第3回新潟劇王参加作品『コメの国の米吉の冒険を記す劇』

昨年に引き続き、平泳ぎ本店が今年5月に新潟・りゅーとぴあで開催される第3回新潟劇王に参加します。

平泳ぎ本店は5月6日の予選Bブロックに参加します。

日時:2023年5月6日[土]〜7日[日]
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場

予選Bブロック
5月6日[土] 18:00開演 / 20:30終演(予定)
[講評・結果発表]終演後約60分

決勝戦(※もしも予選を突破することができた場合)
5月7日[日] 18:00開演 / 20:05終演(予定)
[講評・結果発表など]終演後約75分

チケットも好評発売中です。
詳しくは新潟劇王公式HPをご覧ください。
https://niigata-gekiou.studio.site/#entry

第3回新潟劇王参加作品
平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.
『コメの国の米吉の冒険をしるす劇』

主人公・米田米吉(コメダコメキチ)はやたらめっぽううまい米が生まれる国を統べる王だが、ギャンブルにハマってしまいうっかり王国を追い出されてしまう。
自転車で旅に出ることになった米吉だったが、果たして彼の冒険の行方は。

作・演出=松本一歩
出演=小川哲也、鈴木大倫、丸山雄也
協力=河野竜平、田中・∞(エイティ)・博、廣瀬響乃、丸田裕也(文学座)
Special Thanks=不思議少年短編戯曲講座のみなさま