すこしお久しぶりです。平泳ぎ本店 主宰の松本です。
第2回公演『えのえを なれゐて』の公演情報の最新版がご用意できました。
内容に関する部分もこれまでよりすこし、具体的になっています。
また、最後には今回の公演につきましてよく頂くご質問への回答もございます。
ぜひご一読くださいませ。
絶えず死ぬこと。
今この瞬間に死に、次の瞬間には死んだことに気付かず生き続けているのではないかという妄想。
ことばは、タイムカプセルかもしれない。時間を宙づりにしてくれる。
“これはもう失ってしまった過去、あるいは今とつながっているはずの未来”
それでも言葉が舞台の上に”ある”。
何かを忘れてしまった人たち。思い出せない人たち。
ことばが感情になり、記憶になり、記録になり、台詞になり、騙りになり、嘘になる。
劇が生まれて、そして死んでいく。あるいは、死に続けていく。
そんな演劇の嘘、人と、ことばのはなし。
平泳ぎ本店 第2回公演
『えのえを なれゐて』
●公演日程
2016年10月28日(金)-10月30日(日)
28日(金) 14:00★/19:30
29日(土) 14:00◎/19:30
30日(日) 14:00◎
受付開始は開演の60分前、開場は30分前/上演時間は約100分を予定
★プレビュー◎アフターイベントを予定
※プレビュー公演は舞台写真撮影が入ります。あらかじめご了承ください。
29日(土) 14:00 アフターイベント ※ 10/5追記
「平泳ぎ本店のつくりかたと極上切り落とし」
出演者全員による今回の創作の経緯に関する振り返りと、創作の過程で惜しくも切り落とされたシーンの短いパフォーマンスを行います。(約30分を予定)
30日(日) 14:00 アフタートーク
山崎健太氏(演劇研究・批評)
●会場
早稲田小劇場どらま館
〒169-0071
東京都新宿区戸塚町1-101
●出演
小川哲也 河野竜平 宍倉直門 鈴木大倫
ニノ戸新太 松永健資 松本一歩 丸山雄也
●入場料 全席自由・税込
前売り 2500円 (要振込)
当日精算 3000円
プレビュー 2000円(振込、当日精算とも)
ペアチケット 4000円(要振込)
カルチベートチケット 2000円(公演当日、劇場受付のみでの取扱)
カルチベートチケットとは?
京都の劇団、地点の方々が考案された「観客が観客を支える」チケットです。その趣旨に深い賛同と共感の意味を込め、このたび平泳ぎ本店でもカルチベートチケットを採用させて頂くことになりました。一人でも多くの方にお気軽に劇場へ足を運んで頂けるきっかけになれば幸いです。
詳しくは以下のリンクをご覧下さい。地点様のHPにて、カルチベートチケットについての説明が掲載されております。↓
http://chiten.org/under-throw/cultivate
●取扱い
カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/hiraoyogihonten2nd
※受付完了後、hiraoyogihonten@gmail.comより確認のメールを送信いたします。お手数ですがこのアドレスからのメールを受信できるようあらかじめ設定をお願いいたします。届かない場合は、お手数ですがメールかお電話にてご確認下さい。
電話予約 090-4099-2941
メール予約 hiraoyogihonten@gmail.com
※件名を「平泳ぎ本店 チケット予約」とし、お名前(フリガナ)、住所、電話番号、ご希望の日時と枚数を明記の上、上記アドレスまでご送信ください。必ず折り返し確認のメールを送信しますので、3日以内に届かない場合はお手数ですがお電話にてご確認下さい。
●お問合せ
e-MAIL: hiraoyogihonten@gmail.com
電話: 090-4099-2941
第2回公演についてよくいただくご質問。
Q.作、演出は誰ですか?
A.誰かが書いた一本の既存の台本を上演する訳ではないので、今回の公演では明確な作者はいません。
演出についてはシーンごとに出演者全員で話し合いながら決めています。なので演出は「平泳ぎ本店」です。大まかな構成、材料・手がかりとなる戯曲や各種テクストの選定、主幹となるコンセプトについては主宰の松本が決めています。
Q.どんな内容ですか?
A.戯曲や映画、小説や音楽などの素材を元にしたいくつかの短いシーンのコラージュです。
全体の構成については金杉忠男さんの『胸騒ぎの放課後』という作品と、鈴木忠志さんの『劇的なるものをめぐってⅡ』という作品を下敷きにしています。どちらの作品も複数の異なる戯曲やテクストのコラージュで構成されており、戯曲の筋や意味というよりは舞台の上での俳優の姿、あり方に重きを置かれている(と個人的に解釈しました)ので、俳優の集まりたる平泳ぎ本店にふさわしいと考えました。
そのため一本のまとまった意味のある作品、ウェメイドなストレートプレイ、創作劇等をご期待されますと、ご希望に添えない可能性がございます。
Q.なんだかよく分からないけど、結局それっておもしろいんですか?
A.おもしろいです。少なくとも稽古場では自分たちが作りつつあるものがおもしろいと信じてつくっています。だからきっとおもしろいです。安心して観に来てください。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。
平泳ぎ本店として初めての劇場公演、初のオリジナル作品です。
ぜひ、劇場へお越しくださいませ。
平泳ぎ本店 主宰
松本一歩
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