かつて私は「この世は盆で満ちている」と書いたが、ある時それは誤りだと気が付いた。この世が盆で満ちているのではない。“私が”この世を盆で満たすのだ、と。
さて、今年の夏にはRADIOHEADが来日しますね。
はい。
先日Twitterで「演劇で飯を食いたいと言う若い奴に限って戯曲を読んでいない。」という趣旨の呟きを見かけました。
おおう、と思いました。
こちらをご覧ください。
こちらは河合祥一郎先生作成の必読戯曲リストです。
元は新国立劇場の研修所の授業で使われてたそうです。
「演劇を志すなら読んでいて当たり前」という基礎教養の50冊です。
いかがでしょう。
このリストを貰ったのはもう4年ほど前になりますが、僕自身まだ読んでいないものが何冊もあります。
なので先の「演劇を志す若い奴に限って云々」という呟きを見たときは素直に「やべえ…」と思いました。
だのに主宰を名乗っているというのは恥ずかしいことです。
シスカンパニーの北村明子さんは毎晩寝る前に1冊戯曲を読まれるそうです。
演劇界の御大こと鈴木忠志さんも「若い奴は教養がないから、シェークスピアだチェーホフだという話がそもそも通じない」と仰っていました。
そんなこんなでやはり戯曲を読んでいないと話にならないので、ちゃんとしようと思いました。
ひとまず2016年年中にこのリストの50冊を全て読みます。
これを平泳ぎ本店の来年度の公式事業とします。
これを「読み会」とします。
都内でもいろんな方が戯曲を読む会、ワークショップを開催されていたりしますが、平泳ぎ本店のこれはとにかく無闇に先のリストの50冊を読みきることを目標とします。
なにせ戯曲は読むに如くはありません。読むことは良いことです。
己の内の反知性主義を駆逐します。
ということで、読みます。
詳細は追って出していきたいと思います。
以上です。
松本