【折り返し地点 主宰雑感】

どうも。

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平泳ぎ本店です。

先日のブログを読んだ方から「いや反省してる場合じゃねえだろ」とのお言葉を多々頂きました。

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まったくです!

この”The Dishwashers”もお陰様で先ほど無事に7ステージ目を終え、残りちょうど半分となりました。あとまだ7ステージあります(!)。

旗揚げ公演で休演日なしの1週間14ステージということの意味を、平泳ぎ本店一同、心身共に蓄積しつつある疲労で理解し始めています。

早くも「次回はああしよう、こうしよう」というアイディアや反省も生まれつつありますが、やはり実際にお客様に作品を観てもらって初めて分かることが本当に沢山あります。

頂いた叱咤やご意見ご感想を元に、改善できる点は毎日少しずつ改善し、劇場で微調整を繰り返しています。あくまで「最後の最後まで良くし続ける」というのが、平泳ぎ本店の総意です。
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演出や僕からもダメは出しますが、役者の演技を変える一番の要因はやはり観ているお客さんの反応です。たとえば、寝てしまわれたお客様が見えると「起こさなきゃ!」と思って役者も頑張るようです。

もちろんお客様に罪はなく、90分足らずの上演時間で寝させてしまうのは今回の上演に対する我々の工夫や力量が足りないからです。

「お客様を寝かせてなるものか!」と一同打ち震えつつ、「台詞の音を変える」術やひとつひとつのやり取りの間合い、ボリュームやテンポといった所で試行錯誤を続けています。

結果、昨日(25(水)夜の回)の上演では過去最速の85分というタイムを叩き出すなど、確実に変化は見られています。演出の藤代も「これ以上速くなるとそれはもう未知の世界」と戸惑っていました。
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また先日は翻訳者の吉原豊司さんもご来場下さり、「『洗い屋稼業』の上演はこれまでに色々見たが、ピカイチとまではいかなくともピカニには入る」とのご感想を頂きました。まったくのベタ褒めではない辺りが悔しくもあり、真実味もあるといった所でしょうか。

先日終演後河野に「早く”当たり”を引いてくれ(会心の上演を見せてくれ)」という話をした所、「この戯曲は難しい。的が凄く小さい上に動いてる。至難の技だ。」との役者としての所感を述べていました。

例えば先日のプレビュー公演で会心の場外ホームランを出せなかったのがとても悔しく、主宰のくせに半分スネかけていたのですが、第1回公演で「なんだ演劇って簡単だな!」となるよりも、「なんて演劇は難しいんだ!」となった方が平泳ぎ本店のコンセプトには近いのかなとも思いました。

妥協や言い訳では断じてありません。芝居としては毎日確実に良くなっているからです。必ず近いうちに”当たり”が出るものと、特に心配はしていません。

はい。

そんなこんなで、
平泳ぎ本店 第1回公演
“The Dishwashers”
29日までとなりました!

・26日(木) 19:30A
・27日(金)14:00A/19:30B(※ポストトーク(登壇者・鵜山仁さん))
・28日(土)14:00A/19:30B
・29日(日)13:00B/17:30A

チケットは2500円です。毎公演、当日券のご用意もございます。現在、保留チケットも1枚利用可能です。
上演時間は90分、1ドリンク付です。

ご予約はこちらからどうぞ!
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=649e6311d3

残り7ステージ。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

松本

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