どうも。平泳ぎ本店です。
プレビュー公演まで残り15日、初日まで16日と迫りました。
そしてクラウドファンディングの残り期間も1週間となりました。
「金がほしい。力がほしい。とりあえず金だけでもほしい。」というのは宮本研『美しきものの伝説』のルパシカこと小山内薫の台詞ですが、平泳ぎ本店も基本的にはお金も力も場所も(もしかしたら才能も)何も持っておりませんので、やはりお金はほしいと、あまり大きな声では言えませんのでこっそり願っている次第です。
それぞれの応援に応じてチケットはもちろんのこと、
・当日パンフレットへのお名前の掲載(クラウドファンディング協力として)
・手書きのメッセージカード
・”The Dishwashers”舞台写真
(イメージ)
・平泳ぎ本店Tシャツ
・平泳ぎ本店永年フリーパス(平泳ぎ本店の公演を永年無料でご覧頂けます。)
・平泳ぎ本店ブックレット(今回の公演の稽古から本番までの記録)
といった心ばかりのお礼を用意させて頂いています。
メッセージカードや舞台写真、Tシャツあたりは割とまぁありきたりっちゃありきたりなのですが、(でもこだわっています)
・平泳ぎ本店永年フリーパス(平泳ぎ本店の公演を永年無料でご覧頂けます。)
↑このあたりはかなり攻めた設定のリターンとなっています。
将来的に平泳ぎ本店がたとえば本多劇場や紀伊國屋ホールなんかで6000円位のチケットで公演を行うようになっても、ずっと無料で何度でもご覧頂けます。
冗談のような、本気の「永年フリーパス」です。
未来への投資というと大袈裟ですが…。
平泳ぎ本店としても、今後の毎公演でクラウドファンディングを行うつもりはもちろんありません。
たとえば作品を海外のフェスティバルに持っていくであるとか、そうしたよほど大切な時でなければ行わないつもりです。
今回の第1回公演は、平泳ぎ本店にとってとても大切です。
養成所の発表会も基本的には役者が一人数万円の費用を負担していたのですが、今回上手くいけば一人あたりの負担を限りなく0に近い所まで持っていけます。
そうすれば「演劇なんか好きでやっているんだから自分で負担するのは当たり前」「演劇では食えないのが当たり前」という当たり前に、ちょっとした楔を打ち込むことが出来ます。
そして今回実際に公演を行ってみて、その反省を踏まえて見直すべきところを見直した上で来年中に第2回公演を行いたいと考えています。
そして将来的には自分達の稽古場兼劇場となるような場所を、どうにかして獲得したいと考えています。
話は変わりますが大先輩の俳優の方と「俳優にとって基礎とは何か?」ということについて話したことがあります。
俳優にとっての技術とは何か、というのが平泳ぎ本店にとっての大きな命題であるわけですが、それよりも大きな「俳優にとって基礎とは何か」という問題です。
その方の答えは「辞めずに続けること。」というものでした。
シンプルですよね。
でもそれが出来なくて多くの人が辞めていきます。
じゃあ続ける為には何が必要か?と考えたときに、僕は場所だと思いました。劇場というよりは稽古場です。稽古場で過ごす時間こそが、俳優にとってのアイデンティティだと考えたからです。
場所があれば、そこには人が集まってきて、集団(劇団、カンパニー)になります。
演劇は一人では続けられません。逃れようもなく共同作業です。
一人で演劇を続けようと思うとなかなかタフです。ホームというか、根拠地がなければなおさらです。それに個人戦になると生き残れる確率、勝算、技芸の積み重ねの効率が極端に低くなります。
自分一人が有名人になりたいなら別です。でも僕は「演劇」を続けたい。
そんなことを考えて、今回人を集め、場所を用意しました。そしてとにかく辞めることなくずっと演劇を続けて、平泳ぎの様に長く遠くまで行きたい、そして平泳ぎ本店なら必ず行けると本気で思っています。
そんな平泳ぎ本店の第1回公演です。
皆様の応援が、力になります。
平泳ぎ本店 第1回公演
“The Dishwashers”
予約受付中です。
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=649e6311d3
クラウドファンディングも経過順調、残り一週間となりました。ぜひご一読ください。
https://motion-gallery.net/projects/hiraoyogihonten-1st
平泳ぎ本店 主宰
松本一歩