昨日は春まで通っていた研究所の研修科の発表会の舞台稽古を観に行ってきました。
今映画の脚本等でも活躍している、ブルドッキングヘッドロックの喜安浩平さん作の『少し静かに』が、文学座のアトリエに掛かっています。
今年の第一回目は上村聡史さんの演出で岩松了さんの『アイスクリームマン―中産階級の劇的休息』。
そして今回が高橋正徳さんの演出で『少し静かに』。
そしてこの次は台詞へのこだわりに定評のある鵜澤秀行さん演出による井上ひさしさんの『闇に咲く花』と続くそうです。
隙のないラインナップというか、面白い作品に次々挑戦する後輩たちを見て卒業した身としては頼もしくもあり、羨ましくもあり、訳もなく悔しくもあり、「先輩たちもこんな気持ちだったのかな」と、なんだかソワソワしてしまいました。
今回の演出の高橋さんには平泳ぎ本店一同、卒業発表会(『三人姉妹』)でそれはもうお世話になったということで、11月公演のご報告もかねてご挨拶させて頂こうと思っていたところ、会った瞬間
高橋さん「劇団クロールだっけ?」
主宰「ちがいます」
高橋さん「バタフライ?」
主宰「ちがいますよ!」
とからかわれてしまいました。
出会い頭にジャブが飛んでくるあたり相変わらずだなと思いながら、「俺が演出助手やってやろうか?ww」といった類いの煽りを受けつつも、11月に平泳ぎ本店で上演する作品について話したところかなり詳しく(!)ご存知で、劇中で出てくる装置や小道具について説明しながら「俺もこれやりたかったんだよ!」と語るあたり、さすがは演出家といった様子でした。
最後には平泳ぎ本店のチラシを持って一緒に写真まで撮って頂きました。(Twitter参照)高橋さん、ありがとうございました。
ほかにもたくさんの同期や先輩後輩、お世話になった方に会って11月に公演を行うことをご報告してみて、いよいよ実感が湧いてきた部分もあります。
そんなこんなで本日初日を迎える研修科発表会の『少し静かに』に、平泳ぎ本店のチラシを折り込ませて頂いております。
ご来場される方はぜひご覧いただければと思います。
松本